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ベトナム政府、資本規制を導入か 完全無料ニュース

[2007/02/10 10:30 JST更新]

 ANZ銀行はこのほど、海外からの資金流入を食い止めるためにベトナム政府が資本規制を導入する可能性があると警告した。同行は、規制が導入されても金融市場に対する悪影響は短命に終わり、ベトナム経済は短期的な混乱を克服できるとの見解を示した。逆に、ドン高の動きを緩和する役割を果たすとしている。「タイ当局が発動したのと似た規制が導入され、短期的な売りを誘ってから、流動性が低く値動きの荒い展開になると予想される。オフショアの投資家は持高を調整し様子見を決め込むのではないか」と、レポートの中で指摘している。
ここしばらく地元観測筋や金融機関の間で規制導入の噂が絶えず、3月1日からの開始が取りざたされている。
 同行はレポートの中で、政府は証券投資に対して「最低保有期間」を設定し、株式や債券市場への投資に1年間の対外持ち出し規制をかけるのではないか、と述べている。また、1年間が経過するときに、投資資金の海外送金に30日間の承認期間を設ける可能性があるとしている。
 政府が規制を課すのは、経済規模には不相応の巨額の資金流入が、いずれインフレ圧力につながることを懸念しているからだ。「政府高官はドン高傾向にも懸念を示し、資金流入が急減に反転することをおそれている。政府の意図は投機資金に対する規制だ」。


  
  
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