マレーシアの専門家は、今後5年から10年でベトナムの株式市場は地域及び世界の投資家にとって重要な市場となると評価した。
「規模や成功の程度を正確に予測することは出来ませんが、かなり大規模に発展しているとは言えるのではないでしょうか。」ブルサマレーシア証券取引所の戦略グループのAdhha氏はTTXVNのインタビューに答えて語った。この日同証券取引所は、ハノイ証券取引所とパートナー契約を結んだところだった。
現在ではまだホーチミン証券取引所とハノイ証券取引所をあわせても、上場企業は200社足らずとなっているが、その背後には1,000社を超える企業が順番を待って控えていることを同氏は指摘した。
マレーシアでも現在は1,000社を超える企業が上場を果たしているが、それは30年かけて達成されたこと。国営企業の株式会社化や更に民間企業その他の集団が上場への手続きスピードを速めていけば、ベトナムの資本市場は、本当に大きな潜在力を持つ市場になるだろうと感想を述べた。
パートナー契約は、両証券取引所がスタッフの育成などを含め多岐に亘る内容になっているという。ベトナム企業がマレーシア市場での資金調達を行うことも視野に入れている。ブルサマレーシア証券取引所ではこれに先立ってホーチミン証券取引所とも同様のパートナー契約を結んでいる。