香港上海銀行(HSBC)は11月29日、インフレや金融政策、ベトナム外商銀行(ベトコムバンク-VCB)のIPO(新規株式公開)、今後の外資管理政策など、ベトナム経済に関する報告を出した。現在の株価から計算すれば、発展する潜在性が高いけれども、夥しい新株発行により利益が不足し、PERは平均でおよそ21倍となる(2007年度のEPSの成長率は30%、2008年度は20%)。HSBCでは、今後VNインデックスは900ポイントから1,100ポイントで変動、2008年末時点でも1,200ポイント程度と見ている。
VCBのIPOは株式市場に多大な影響を与えると考えられているが、オランダ式で行われるIPOでは、平均落札価格が非常に高くなる可能性があるため、落札者が応札保証金を放棄したり、戦略的投資家が株式を購入したくなくなる可能性も考えられる。そうなれば、株式会社化が成功したとは言い難い、との認識を示した。
さらに、証券投資税(証券譲渡益に対する課税)に関しいは、市場に僅かな影響を与えているだけだが、今後も注目しておく必要があるという。また、関心を呼んでいる海外投資家の資金管理に関する情報はまだはっきりしていない、と指摘した。