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ベト株ニュース - 証券全般

HSBC、今が買い場だ!

[2008/01/08 JST更新]

 「現在ベトナム証券市場は買いを入れるのに良い時期を迎えている。そして2008年末にはVNインデックスは1,100ポイントに達し、昨年末比18.2%上昇する。」

 これは、アジア太平洋地域の証券市場での投資戦略についての最新レポート(2008年第1四半期)に記載された香港上海銀行(HSBC)のコメントである。

 HSBCがこうしたアドバイスを出した根拠として、ベトナム経済が高い速度(年間8%以上)で続けて成長すること、また上場企業の利益が大きく増加していること(2007年上半期の利益上昇率は80%)、更にホーチミン証券取引所での上場株の株価が実質的な価値に戻っていること(現在のPERはおよそ20倍)、などが挙げられている。

 しかし、ベトナム証券市場では投資家にとっての短期的なリスクがまだ存在している。

 HSBCがベトナム証券市場でリスクと感じているところは、政府が財政引締策を実施し、証券市場への流入資本を制限させることだという。2007年11月以降、国家中央銀行がドル買いし、ベトナムドンへの両替することを停止している。このことで、海外投資家の資本投入が難しくなり、更に銀行間翌日物金利を2桁以上へと押し上げた。この状況は旧正月(2月上旬)まで継続される可能性がある。

 HSBCのもう1つの懸念は2007年12月26日に開催されたベトナム外商銀行 (ベトコムバンク-VCB)のIPOである。VCBの平均落札価格が10万7,860ドンとなったが、PERをおよそ87倍とはじき出したHSBCの専門家からは、この株価が割高と評価されている。

 そのため、HSBCでは、海外の戦略的パートナーがこの価格に対して満足する可能性が低いのではないかと見ている。一方、VCBの株価が割高だったことで、投資家は今年予定されている他の大手企業のIPO成功の可能性を疑問視しなくてはならない事態も生じている。

 HSBCの専門家が買い場と評価している他の市場は、ベトナム以外では、韓国、中国、インド、シンガポールとタイの市場である。アメリカのサブプライムローンに端を発している金融危機の動きが複雑になっている中で、HSBCは、2008年はアジア証券市場にとって多くの変動がある年である、とコメントしている。しかし、一部のリスクにはとらわれずに、HSBCはアジア証券市場が投資家へ小さくない利益をもたらす、と楽観的に信じている。

 一方、HSBCによれば、2008年にアジア証券市場に影響を与える基本的な要素は、インフレ、経済成長、政治状況、人民元のレート変化(中国からの資本がアジア証券市場へ大きな影響を与えるため)、などとなっている。