三井物産株式会社(東京都千代田区)は21日、ベトナム最大手エビ養殖・加工事業会社のミンフー水産グループ[MPC]傘下で、最大規模の加工製造事業を営むミンフーハウザン有限会社(MPHG)に資本参加することで合意した。三井物産はMPHGが実施する第三者割当増資を引き受け、同社株式の約31%を取得する予定。
MPCは、グループ全体でベトナムにおけるエビ製品輸出量の15%強を製造・輸出している最大手企業で、孵化、養殖から加工・販売に至るまで一貫で事業運営し、日本市場のみならず欧米・アジア市場向けに製品を販売している。
三井物産は、MPCとの従来からの取引を通じ関係強化を図ってきたが、今回のMPHGへの資本参加を通じて、MPCとのパートナーシップをより強化しつつ、日本市場および海外市場への同社製品の販売拡大に向け取り組む方針。