株式会社横浜銀行(神奈川県横浜市)は8日、国営大手のベトナム投資開発銀行[BID](BIDV)との間で、業務協力協定に関する覚書を締結した。今回の協定締結は、ベトナムで事業展開する取引先企業に対するサポート体制の強化を目的とするもの。
同行は2011年からオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)ベトナム現地法人と提携し、ベトナムに進出する取引先企業を支援してきた。今回、新たにBIDVと提携することにより、現地の投資環境や法務・税務などの情報提供のほか、BIDVを通じた口座開設や資金決済といった金融サービスの提供が可能となる。また今後、BIDVに対する人材派遣も検討していく計画だ。
なお、同行は現在、◇タイ、◇上海、◇香港、◇ニューヨーク、◇ロンドンに拠点を構えている。また、ベトナムのほか◇タイ、◇インドネシア、◇東南アジア、◇上海、◇香港でも現地の銀行と提携するなど、海外ネットワークを拡大している。