両社は、8日から「Akisai」の運用及び試験栽培を開始し、2016年2月24日にショールームを正式に開設する。ショールームはグリーンハウス1 棟(403m2)から成り、この中に最先端技術を活用した施設栽培ゾーン(259m2)や植物工場栽培ゾーン(15m2)、プレゼンテーションゾーンなどが設けられる。
施設栽培と植物工場栽培の2つの生産施設では、最先端技術と設備を組み合わせることで、栄養度と糖度が高い中玉トマトや低カリウム化を実現したリーフレタスといった高付加価値野菜を栽培する。ショールーム内の環境情報や生産施設の動画情報は、現場だけでなく日本からもモニタリングができ、遠隔での栽培指導も可能となっている。
両社は、ショールームの構築と運用を通して、「Akisai」や栽培農法のノウハウをベトナムへ紹介するだけでなく、環境制御や人材育成、農業資材の調達などにより、ベトナムの農業環境に即したローカライゼーションの在り方を考察していく。
また両社は、ベトナム政府や様々な業種の企業を巻き込みながら、ベトナムにおけるスマートアグリカルチャーの共創活動を推進すると共に、ベトナムの農業事業の更なる発展に貢献していく計画だ。