不動産投資大手ノバランド不動産投資グループ[NVL](Novaland)が運営する南中部沿岸地方ビントゥアン省ファンティエット市の複合リゾート施設「ノバワールド・ファンティエット(NovaWorld Phan Thiet)」は11日、ヘリコプターによる直行便運航サービスを開始した。
VIP客向けの同サービスでは、ホーチミン市タンソンニャット国際空港とノバワールド・ファンティエットをヘリコプターの直行便で結ぶ。所要時間はわずか40分。機体はマレーシアの自動車・航空・軍需関連企業ウエストスター(Weststar)の「アグスタウエストランドAW189(AgustaWestland AW189)」を使用する。
ノバワールド・ファンティエットには現在、2つのヘリポートがあり、ヘリコプターはVIP客の往来だけでなく、ホーチミン市にある提携病院(国防省傘下の第175軍隊中央病院)への緊急輸送時にも使用される。
11日には同サービスの最初の利用者たちがノバワールド・ファンティエットに到着した。このうちの一人である実業家は、「こうした高級サービスの存在は、プロジェクトに関心を持つ顧客の利便性を向上させる。上空から見下ろす海岸の景色は国内の他の有名観光地に負けず劣らず美しい」と話した。