人工知能(AI)とロボットのスタートアップ企業に投資するベンチャーキャピタルであるサンダーマークキャピタル(Thundermark Capital)が発表した「2022年の世界のAI研究をリードする企業トップ100」ランキングで、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)子会社のビンAI人工知能応用研究(VinAI=ビンAI)が4.5ポイントで20位にランクインした。
ベトナム企業が同ランキングのトップ20に選出されたのは今回が初めて。日本からは日本電気株式会社(NEC、東京都港区)が19位に入った。
ビンAIはわずか3年間で88本の研究論文を発表した。このうち、世界的なAIの国際学会であるCVPR、NeurIPS、ICML、ICLRでそれぞれ14本、12本、11本、11本の研究論文が発表された。さらに、同社は「DGX SuperPOD」などのスーパーコンピューターシステムを所有している。同社は資本金4250億VND(約25億円)で2019年に設立され、本社はハノイ市に位置している。さらに、米国とオーストラリアにテクノロジーセンターを構えている。
このほか、「2022年の世界のAI研究をリードする国トップ30」ランキングでは、ベトナムは5ポイントで世界26位に立ち、東南アジアの国としてシンガポールとともにランク入りを果たした。
2022年の世界のAI研究をリードする企業トップ10は以下の通り。
1位:グーグル(米国)
2位:マイクロソフト(米国)
3位:フェイスブック(米国)
4位:アマゾン(米国)
5位:IBM(米国)
6位:ファーウェイ(中国)
7位:アリババ(中国)
8位:NVIDIA(米国)
9位:テンセント(中国)
10位:サムスン(韓国)