地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)とハノイ市の交通運輸技術大学(UTT)は14日、電気自動車(EV)用の充電スタンドの設置に関する協力契約の締結と、その一環として設置された充電ポートの完成を発表した。
これにより、UTTはEV用の充電スタンドを完備する同市初の公立高等教育機関となった。
契約によると、ビンファストはUTTの構内にEV用の充電スタンド(30kWを5台と11kWを5台の計10台)を設置する。まずは、30kWと11kWの充電ポートを1台ずつ設置し、稼働を開始した。残りは実際の需要に合わせて設置していく。
EV用の充電スタンドは、欧州規格「ISO 15118」および「IEC 61851」 に従って設計されており、電源の安全性、火災・爆発防止、漏電防止、防水が保証されている。
#nolinkグエン・マイン・フン副学長は同事業の目的について、単なるEV用インフラを整備するだけでなく、学生や教職員が自ら最新テクノロジーを体験することで、学業や研究にも応用できるだろうと大きな期待を寄せた。
ビンファストはこのほか、石油・ガソリン小売最大手ペトロリメックス[PLX](Petrolimex)やPVオイル[OIL](PV Oil)などともEV用の充電スタンドの設置で協力している。年末までに全国63省・市に合わせて15万台の充電ポートを設置する計画だ。