地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)は、タイの首都バンコクで開催された展示会「フューチャー・モビリティ・アジア2023 (Future Mobility Asia 2023)」で自社製EVを出展するとともに、東南アジア市場を開拓する方針を発表した。
ビンファストは展示会で、◇「VF e34」、◇「VF 8」、◇「VF 9」の3車種を展示して試乗体験会を実施し、パートナーの模索などを含めた東南アジア市場開拓に向けた活動を展開した。
東南アジア市場開拓に向けた一環として、◇「VF e34」、◇「VF 5」、◇「VF 6」、◇「VF 7」の4車種で、従来の左ハンドルのモデルに加えて右ハンドルのモデルを投入する。
これに関連し、ビンファスト製のEV・電動バイクのレンタカー・タクシー会社であるグリーン・スマート・モビリティ(Green Smart Mobility=GSM)はこれに先立ち、「海外市場運営・開発ディレクター」の求人広告を発表した。GSMは東南アジア市場を今後のターゲットとしている。
なお、ビンファストはこれまでに米国とカナダへのEV輸出を果たしており、来る7月には欧州への輸出を開始する予定。