英ブランドコンサルティング会社のブランド・ファイナンス社(Brand Finance)がこのほど発表した「世界で最もサステナビリティ認識価値の高い乳業ブランドトップ10」2023年版によると、ベトナムの国民的乳業メーカーであるビナミルク[VNM](Vinamilk)のサステナビリティ認識価値が2億5300万USD(約370億円)で5位に立った。
VNMは同ランキングにランクインした唯一の東南アジアの乳業メーカーとなった。
同社はこのほど、2050年のネットゼロに向けたロードマップを発表した。同社が運営する北中部地方ゲアン省にある酪農場と牛乳加工工場が国際規格「PAS2060」に基づくカーボンニュートラル認定を取得した。これにより同社は、酪農場と牛乳加工工場でカーボンニュートラルを達成した国内初の乳業メーカーとなった。
同社は温室効果ガスである二酸化炭素の吸収に向けた植林にも力を入れており、2012年から「100万本植樹プロジェクト」を展開している。
同ランキングのトップ10は以下の通り。
1位:伊利(中国)
2位:ダノン(フランス)
3位:蒙牛(中国)
4位:アルマライ(サウジアラビア)
5位:ビナミルク(ベトナム)
6位:アーラ(デンマーク)
7位:アムール(インド)
8位:プレジデント(フランス)
9位:ヤクルト(日本)
10位:啓賦(中国)