ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下のFPT情報システム(FPT IS)はこのほど、南中部沿岸地方ダナン市ソンチャー区アンドン工業団地内に研究開発(R&D)センターを開設した。
FPT ISは、同センターで新技術に基づく製品の開発を促進し、FPTの顧客やパートナーと接続して強力なイノベーションコミュニティを構築する方針。
FPT ISのグエン・ホアン・ミン社長が開設式典で明らかにしたところによると、同社は、半導体テクノロジー、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソリューション「アカボット(akaBot)」による自動化、データ、新たなデジタル接続プラットフォームなどの新技術の開発に注力していく。
なお、同社は向こう3年で同センターの人員を500人に増やす計画。その一環として、収入や福利厚生、住宅、子供の学校などを優遇して、ハノイ市やホーチミン市の同社拠点に分散している研究開発人材をダナン市に集約する方針だ。