国内最大手の格安航空会社ベトジェットエア[VJC]( Vietjet Air)はこのほど、国際航空運送協会(IATA)との間でトレーニングパートナーに関する事業提携契約を締結した。これにより、同社のトレーニング施設である「ベトジェット・アビエーション・アカデミー(Vietjet Aviation Academy=VJAA)」は、IATAの訓練パートナーとなった。
VJCは、ホーチミン市直轄トゥードゥック市にあるサイゴンハイテクパーク(SHTP)内で同施設を運営しており、欧州航空安全機関(EASA)のコックピットフライトシミュレーターを導入するなどして、パイロットのトレーニングを行っている。
同施設では、IATA専門家によって構築されたトレーニングコースを提供しており、受講者はIATAが認証する国際資格を取得することが可能。トレーニングコースは、国際的に認められており、コースでは急速に変化する航空業界のニーズに対応すべく、最新の規定や基準が随時更新されている。
これまでに同施設でトレーニングを受けたパイロットや客室乗務員、エンジニア、スタッフなどの人数は延べ39万5000人にも上っている。
なお、VJCは2017年2月、IATAに正式加盟。2015年8月には、2011年の運航開始からわずか3年半でIATAによる国際的な運航安全監査プログラム(IATA Operational Safety Audit=IOSA)の認証を取得している。