米グーグル(Google)とシンガポールのテマセク(Temasek)、米コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニー(Bain & Company)が共同で実施・公表した調査レポート「e-Conomy SEA 2023」によると、ベトナムの2023年のデジタル経済規模(推定値)は前年比+19%増の300億USD(約4兆5000億円)に達し、東南アジア主要6か国の中で、インドネシアとタイに次ぐ3位となった。
このレポートは、◇インドネシア、◇マレーシア、◇シンガポール、◇フィリピン、◇タイ、◇ベトナムの東南アジア主要6か国のデジタル経済を調査したもの。
インドネシアとマレーシアを除く4か国はいずれも2桁成長となり、中でもベトナムは+19%で伸び率首位に立った。伸び率では以下、タイ+16%、フィリピン+13%、シンガポール+12%、インドネシア+8%、マレーシア+7%と続いた。
2025年には、ベトナムのデジタル経済規模は2023年比+20%増の430億USD(約6兆5000億円)へと拡大し、東南アジア主要6か国の中でフィリピンと共にトップの伸び率となる見込み。
このほか、2023年のベトナム電子商取引(eコマース=EC)市場規模は前年比+11%増の160億USD(約2兆4000億円)、2025年には2023年比+22%増の240億USD(約3兆6000億円)に拡大すると予想されている。