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ベト株ニュース - 市場概況

  
  

海外からの風 完全無料ニュース

[2007/05/26 10:26 JST更新]

 ここのところ数日間、ベトナム証券市場は海外の金融機関及び投資家から良い情報を次々に受け取り、ベトナム証券市場に投資する投資家の信頼を高めている。これらの情報をもう一度読んでベトナム証券市場に対する楽観的な気分を味わおう。

① 経済のいろいろな良い兆候
 まずはアメリカのトップ企業18社がベトナムを訪問、そして投資機会を探しに来た。このコンベンションのテーマはずばり、“ベトナム-アメリカ企業の明るい未来”という印象的な名前だった。現在、アメリカがベトナムへ投資している総額は440億ドルに達し(第三国を通して投資するのも含む)、ベトナムに投資している75ヶ国の内、第5位を獲得している。更にアジア開発銀行(ADB)から発行された定時報告では、ベトナム経済の成長及び株式市場の飛躍的な発展が高く評価され、輸出が23%の成長、外貨準備高が114億ドルという記録的な金額に達したことが述べられている。こうしたこともあってBarcalays Capital銀行は、ムーディーズが2007年末にBa2レベルに引き上げる予定であることから、ベトナムの信用信任格付けを引き上げる。

② ハノイとホーチミン市で金融セミナーが次々に開催
 アジア太平洋地域の金融機関の定時会議(ADFIAP)は、5月9日~12日にハノイで行われ、32カ国のメンバーの64の銀行から100名を超える社長、経営幹部が出席した。そのメンバーの他にパートナーとして、アジアとアメリカの研究所、企業、金融協会、そして世界銀行(WB)、アジア開発銀行(ADB)と国際通貨基金(IMF)の現地代表事務所がこの会議に参加した。続いてホーチミン市では、アジア金融投資セミナー(ATIC)が5月26日と27日に開催される。

③ ベトナム証券市場に関心が高まる
 イギリスのロンドン金融区の区長はホーチミン市を訪問、ホーチミン証取で1日の取引開始の合図となる、ドラを叩いた。次はベトナム証券市場に対する関心を持っている日本人投資家についての情報である。現在ベトナムで口座を開設している日本人投資家は1,000名以上いる。数年後には100,000名に上ると期待されている。

 上記の良い情報の他、外国勢から起こったことが事が投資家を心配させたこともあった。たとえば銀行株が高値圏だというドラゴンキャピタルの見解、香港上海銀行(HSBC銀行)が上場会社のPER指数を間違って計算・公表していたなどである。しかし、ベトナム経済と証券市場に対する国際金融機関の楽観的な評価は、海外からの新しい資本及び経験などをもたらし、ベトナム証券市場の発展に積極的な役割を果たすことになるだろう。


  
  
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