経済協力開発機構(OECD)は先般発表した最新レポートの中で、2023年と2024年におけるベトナムの国内総生産(GDP)成長率予想をそれぞれ+4.9%、+5.9%に下方修正した。
ただし、ベトナムのGDP成長率は東南アジア地域の平均成長率を上回る見通し。OECDは、同地域の2023年におけるGDP成長率が+4.2%となり、2024年には+4.7%に上昇すると予想している。
同機関は、ベトナムの好調な経済発展が社会保障制度の改善に貢献しており、また経済も外的ショックに耐えられるようになっているとし、ベトナムの社会経済発展にはビジネス環境の改善、起業家精神の促進、年金・福祉制度の拡充に向けたさらなる改革が必要だと考えている。