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[市場概況]
3/6市況:両市場共に小幅反落、安く始まり持ち直す、海外売越継続
[2009/03/06 16:47 JST更新]
1) ホーチミン市場(HOSE)
VN-Indexは、0.98ポイント(0.4%)下落し、245.70で終えた。売買高・売買代金は共に縮小した。米株式相場が大幅反落したことで、第1節から安値圏で展開。第2節でも下げていたが、その後下げ幅を縮めると、第3節では今日の高値で引けた。模様眺めムードが強まったこともあり、売り圧力が落ち着いた後は上昇した。
株価:前営業日比で上昇したのは64銘柄、68銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄は上位3銘柄を始め、変わらずが目立った。ビンコム(VIC)、ペトロベトナムファイナンス(PVF)、サコムバンク(STB)、ビンパール(VPL)、サイゴン証券(SSI)などが下落した。一方、上昇したのは、FPT、ヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)、ソンダ工業団地(SJS)程度だった。
売買高第1位のSTBも100万株弱と商いは控え目。ペトロベトナム運輸(PVT)、SSI、トゥオンアン植物油(TAC)などがこれに続いた。縫製銘柄のタインコン縫製商業投資(TCM)は25万株弱と活発に取引され、ストップ高した。
総合フォワーディング(GMD)、ベンチェ林水産(FBT)、ニヒエップブリック(NHC)、バク・トゥェト・コットン(BBT)、サフィ運輸代理(SFI)、アンザン省水産(AGF)などが大幅に下落した。
海外投資家が15万数前後と大きく売りを入れたのは、タンタオ工業投資(ITA)とSSI。GMD、ベトハン生産(VHG)、ベトナム石油運輸(VIP)などへも売りを入れた。一方、PVT、FPT、ビナミルク(VNM)、チベコ飲料(TRI)、ソンダ工業団地(SJS)などへは買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:南部バッテリー(PAC)・配当(額面比7%)
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTC-Indexは0.18ポイント(0.21%)下落し、84.59で引けた。売買高・売買代金は共に縮小した。
株価:前営業日比で、49柄が上昇、82銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄は全面安。ただし下げは小幅なものがほとんどだった。きくなくペトロベトナム保険(PVI)が3.1%下落した。
売買高第1位のACB銀行(ACB)は123万株強の商いがあった。第4位の太平洋横断(PAN)と、第10位のタンロン通信(TLC)は共に5%前後上昇した。
商いを伴って大幅に下落したのはベトドゥック鋼管(VGS)。一方、タンロンビグラセラタイル(TLT)、金属製造販売(KKC)などは大幅に上昇した。
海外投資家はビムソンセメント(BCC)、ブッソンセメント(BTS)、ティエンフォン・プラスチック(NTP)、ペトロベトナム技術サービス(PVS)などに大きく売りを入れた。一方キムロン証券(KLS)、PANなどへ買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:サイソンセメント(SCJ)・配当(額面比11%)、ダナン市教育図書(DAE)・配当(額面比7%)、第3ビナコネックス(VC3)・配当(額面比3%)
[ベト株 3月6日]
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