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[ホーチミン証取]
ベトコムバンク、年初来の中央銀行へのドル売却額21億ドル

[2013/11/13 13:49 JST更新]

ベトコムバンク[VCB]のファム・タイン・ハー副頭取は、年初から現在までベトナム国家銀行(中央銀行)に対して21億ドル(約2100億円)を売却したことを明らかにした。なお、昨年VCBが中央銀行に売却したドルは合計31億4000万ドル(約3140億円)だった。12日付カフェエフが報じた。

  ハー副頭取によると、中央銀行の強力な施策により、外為市場及び為替レートは安定しており、「ドル化」の状況も緩和されているという。中央銀行は、ドル買値を1ドル2万0826ドンから2万1100ドンに引き上げた8月7日以降、ドル買いを積極的に行っている。

  中央銀行の金融政策運用についてハー副頭取は、為替レートの安定化に対する中央銀行の努力を高く評価し、為替レートの安定がマクロ経済の安定化や投機抑制、海外直接投資(FDI)の誘致、通貨ドンに対する企業や個人の信頼度の向上に大きく貢献するとの見解を示した。

  同氏は、「年末の数か月はドルの季節需要が増えると見られるため、対ドル為替レートが小幅にドル高ドン安となる可能性がある」との予想を述べた。また、貿易赤字額が低いレベルに留まっており、FDIや海外送金からの外貨流入が安定していることから、今年通年の総合収支は黒字になると予測している。

[CafeF, 21:23 (GMT+7) 12/11/2013]


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