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[ホーチミン証取]
ペトロベトナム、複数のエネルギー案件で米国企業と協力
[2022/05/16 08:17 JST更新]
米国・ワシントンD.C.で開かれた米国・ASEAN特別首脳会議にファム・ミン・チン首相が出席することに合わせて渡米したグエン・チー・ズン計画投資相は11日、チン首相とジーナ・レモンド米商務長官の立会いのもと、ソンミー液化天然ガス(LNG)受入基地案件(南中部沿岸地方ビントゥアン省)の投資認可証明書・企業登録証明書の授与式を開催した。
ソンミーLNG受入基地案件は、ペトロベトナムグループ(PVN)傘下のペトロベトナムガス[GAS](PV Gas)と、米国の独立系発電事業者(IPP)大手AESが共同で展開するもの。
ソンミーLNG受入基地案件の年間受入能力は第1期が360万tで、最終的には600万tまで引き上げられる。同基地では、第1・第2ソンミーガス火力発電所(ビントゥアン省)向けのLNGの受け取り・処理・供給を行う。同発電所2か所は2025年末に稼働を開始する見込み。
PVNはさらに、ベトナムにおける風力発電事業でもAESと協力したい意向を示した。
また、同じくPVN傘下のPVパワー[POW](PV Power)はこの席で、米ゼネラル・エレクトリック(General Electric=GE)との間で、第1ニョンチャックガス火力発電所(東南部地方ドンナイ省)の効率化に向けたソリューション開発に関する協力覚書および第3・第4ニョンチャックガス火力発電所案件(同)の保守・メンテナンスに関する長期協力覚書を締結した。
第1ニョンチャックガス火力発電所は2009年に稼働を開始。主要設備はGEが製造したもの。出力450MW、年間発電量25億kWhで国家電力網に大きく貢献している。建設中の第3・第4ニョンチャックガス火力発電所は総出力1500MWで、2024~2025年に稼働を開始し、年間発電量は約90億kWhとなる見通し。
[Bnews 17:35 12/05/2022 / Nang Luong Viet Nam 07:33 12/05/2022 U]
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