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[マクロ経済]
対GDP公共債務残高比率、2021年は43.1%へ急減

[2022/08/23 13:00 JST更新]

  財政省はこのほど、2017~2021年におけるベトナムの公共債務に関するレポートを発表した。同期間の国内総生産(GDP)に対する公共債務残高比率は61.4%から43.1%へと急減したことが分かった。

  対GDP公共債務残高比率は、2017年の61.4%から2018年に58.3%、2019年に55.0%、2020年に55.9%、2021年には43.1%へと低下している。

  対GDP政府債務残高比率も、2017年の51.7%から2021年には39.1%、政府が保証する債務残高比率は同9.1%から3.8%、地方自治体債務残高比率は同1.1%から0.6%へとそれぞれ低下した。

  2021年末時点の対外債務は、GDPの38.4%に相当する1075兆VND(約6.3兆円)へと減少し、2017年の49.0%から縮小した。一方、国内債務は2200兆VND(約12.8兆円)に増え、政府債務の67.2%を占めた。

  同時点でベトナムの最大の二国間債権国は日本(316兆VND(約1.83兆円))。続いて、韓国(32兆VND=約1860億円)、フランス(30兆VND=約1740億円)、ドイツ(14兆VND=約810億円)などとなっている。

  多国間パートナーに関しては、世界銀行がベトナムの最大の二国間債権者で、債務残高が380兆VND(約2.2兆円)超。アジア開発銀行(ADB)が188兆VND(約1.1兆円)超で2位となっている。

[Cafef 16:43 19/08/2022]


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