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[マクロ経済]
ベトナムの1人当たりGDP、ASEAN主要6か国中5位 成長率では1位

[2023/03/06 06:45 JST更新]

  国際通貨基金(IMF)のデータによると、2022年におけるベトナムの国民1人当たりの国内総生産(GDP)は4167USD(約57万円)に増加し、ASEAN主要6か国中5位となった

  ASEAN主要6か国の1人当たりGDPランキングは以下の通り。

◇1位:シンガポール:7万9430USD(約1080万円)
◇2位:マレーシア:1万3110USD(約178万円)
◇3位:タイ:7630USD(約104万円)
◇4位:インドネシア:4690USD(約64万円)
◇5位:ベトナム:4167USD(約57万円)
◇6位:フィリピン:3621USD(約49万円)

  <2022年におけるASEAN主要6か国の1人当たりGDP>(単位:USD)

  ベトナムの国民1人当たりGDPは金額ベースで、6位フィリピンの3621USD(約49万円)を15%上回るところまで成長し、5位に付けているが、直近10年間の成長率ベースでみるとトップに立っている。

  <2013~2022年における年平均GDP成長率>(単位:%)

  グラフを見て分かるように、2013~2022年の直近10年間における年平均GDP成長率は+6.65%に達しており、2位以下を大きく引き離している。

  ベトナム科学者・専門家協会(AVSEグローバル)のグエン・ドゥック・クオン博士によると、ベトナムが地域の主要経済国との開発格差を縮め、「新たな虎」となる可能性が高いと見られている。

  ベトナム経済が今後も高成長を維持し、2045年までの年平均成長率+6.5%を実現した場合、同年のGDPは約1兆6770億USD(約28兆円)に膨らむものと見込まれる。2045年の人口予想である約1億0900万人に基づいた国民1人当たりのGDPは、1万5385USD(約209万円)に増加し、高所得国グループに仲間入りする見通し。

  また、2045年までの年平均成長率が+6.0%となった場合、2045年の国民1人当たりのGDPは、1万3807USD(約188万円)の計算となり、高所得国グループの下位に仲間入りする見通しだ。

[To Quoc 17:35 02/03/2023]


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