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[ホーチミン証取]
各種AIプロジェクト、デジタル経済に810億円貢献の見通し
[2024/01/05 07:50 JST更新]
ベトナムのテクノロジー企業各社は2023年、複数の人工知能(AI)プロジェクトを相次いで発表した。
ベトナムデジタル人材育成連盟(AIID)のダン・フウ・ソン副会長によると、ベトナムの生成AI分野は飛躍的な成長を遂げており、2030年までに国のデジタル経済に14兆VND(約810億円)をもたらすと予想される。
2023年に導入・発表された注目すべきAIプロジェクトは以下の通り。
◇ベトナムを代表する情報技術(IT)最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)の企業内人材育成ソリューション「FPT AIメンター(FPT AI Mentor)」
◇ラビンボット(LovinBot)のコンテンツライティングAIアシスタント(バーチャルアシスタント)「ラビンボットGPT-4(LovinBot GPT-4)」
◇地場総合インターネットメディア運営会社VNGコーポレーション[VNZ](VNG Corporation)傘下ベトナム最大のモバイル無料通話・メッセージアプリ「ザロ(Zalo)」のベトナム語の大規模言語モデル
◇地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下人工知能研究所(ビンAI=VinAI)のベトナム語の大規模言語モデルに関するオープンソース研究プロジェクト「PhoGPT」
◇VIC傘下ビン・ビッグデータ研究所(VinBigData)のベトナム語のAIチャットボット「ViGPT」
中でも「ViGPT」について、一般ユーザー向けのバージョンは利用需要がある非営利団体に無料で提供する。一方、企業向けバージョンは、企業や政府機関向けのマルチモーダル生成AIプラットフォーム「VinBase 2.0」に搭載される形となる。これは、経営やマーケティングの効率化、顧客サービスやリスク管理の改善につながるものと期待される。
AIの発展は、企業レベルだけでなく国家レベルでも、多くの世代のパフォーマンスに影響を与え、個人のスキルを向上させるものと期待されている。
[Lao Dong 07:24 03/01/2024]
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