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[ホーチミン証取]
韓国SKリビオ、ハイフォンで工場着工 アンファット・バイオプラと提携も

[2024/05/15 13:35 JST更新]

 韓国の化学素材大手SKCの子会社で化学素材事業へ投資を行うSKリビオ(SK Leaveo、旧エコヴァンス=Ecovance)は11日、北部紅河デルタ地方ハイフォン市のディンブー・カットハイ経済区にあるディンブー工業団地で、生分解性プラスチック(PBAT)工場を着工した。

 ハイフォンPBAT工場の建設には、第1段階として1億USD(約165億円)を投資する。延べ面積は2万2389m2で、年産規模は7万tとなる予定だ。量産開始は2025年7~9月からの予定となっている。

 ハイフォン工場では、木から抽出したナノセルロースを充填した独自の高強度PBATを製造する。これに先立つ2020年、SKCは韓国化学研究院からナノセルロースを配合した高強度PBAT技術の移転を受け、これに関する技術開発(R&D)を行っていた。

 さらにSKリビオは、ベトナムのプラスチック製品メーカーであるアンファット・バイオプラスチック[AAA](An Phat Bioplastic)と提携した。AAAはSKリビオのベトナム法人の持ち分を保有すると同時に、PBATの長期購入契約も結ぶことで関連製品を製造し、海外輸出を進める予定だ。

 これに関連して、SKリビオはSKCと韓国食品大手の大象(Daesang)、総合商社のLXインターナショナルによる合弁会社として、2022年に設立された。2024年4月に社名をSKリビオへと変更し、同年5月にSKCはLXインターナショナルが保有するSKリビオの持ち分を買い入れ、持ち分比率を元の57.8%から77.8%へと拡大した。

[SKC報道資料 13/05/2024, S]


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