3) 長期的にはベトナムはまだ優良な投資先だ!
ベトナム政府は証券市場の続落を心配し始めた。そのため、市場をサポートするいくつかの提案が出された(例えば証券担保貸付を貸付総額の3%以上とするなど)。
多くのメディアは、外国人保有枠(上場企業は49%、銀行は30%)が拡大される可能性があることを予測した。一部の記事には、海外投資家はドルで投資することができるようになるとコメントした。
しかし、1月末まで何の決定も、発表されなかった。
その後投資家が狼狽売りをし始めたことで、ベトナム証券市場の株価は割安になって来ている。香港上海銀行(HSBC)の計算によれば、2007年度のEPSは、2006年度比で30%程度上昇する(2008年と2009年のEPS成長率は20%)と仮定すると、平均PERは17倍程度に低下するという。企業の2007年度第4四半期の業績についてのデータがまだ確定していないため、正確な予想とは言えないが、目安としては役に立つだろう。
2月末には正確で充分なデータが公開され、企業の利益成長が明らかにされることだろう。そしてそれが投資家の心理へ大きく影響するだろう。実際、1月にVNインデックスが、800ポイントを割り込んだ後では、投資家は割安だと判断し買いを拡大したため、インデックスは数日で回復した。
現時点で、HSBCの専門家は、引き続き長期的にはベトナム証券市場は依然優良な投資先であると確信している。しかし、短期的にはリスクがまだ一部存在していることも指摘している(特に金融引締め策の影響と、今後のIPO計画の不透明さ)。
これまでベトナム政府から出された市場をサポートしようとする対策は、根本的な問題を解決することには成功していない。従って、HSBCは投資家に対して、ベトナム証券市場での投資ポートフォリオを維持し、上記問題が解決されるまでは買い進めない方がよい、とアドバイスした。
(終)
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