1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、3.05ポイント(0.73%)上昇し、419.48で終えた。売買高・売買代金共に縮小した。第一節では7ポイント弱上昇して始まったが、第2節に入り、上げ幅は縮小した。取引が進むにつれ、商いは増えたが、全体としては一段と低迷した。海外投資家は買い越しを続けている。
株価:前営業日比で67銘柄が上昇、57銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では上昇したものが多かった。ビンコム(VIC)、ビンパールランド(VPL)、バオミン保険(BMI)などが4%超上昇した。一方バオベトグループ(BVH)、サコムバンク(STB)、サイゴン証券(SSI)などは下落した。ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、FPT、ソンダ工業団地(SJS)などは変わらずだった。
商いが最も大きかったのはサコムバンク(STB)。SSI、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、ヴィエティンバンク(CTG)、サコム通信ケーブル(SAM)などがこれに続いた。
海外投資家はホアファット(HPG)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ファーライ火力発電(PPC)、ペトロベトナムファイナンス(PVF)、FPTなどへ大きく買いを入れた。一方PPC、キンド食品(KDC)、BVH、ビナミルク(VNM)、ホーチミン市インフラ投資(CII)などへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:クーロン製薬(ACL)・配当(額面比10%)、第4水産(TS4)・配当(額面比6%)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは0.55ポイント(0.39%)下落し、139.82で引けた。売買高・売買代金共に小幅増加した。
株価:前営業日比で、98銘柄が上昇、67銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄では上昇したものが多かった。しかし上げ幅は限定され、ペトロベトナム保険(PVI)やタックバー水力発電(TBC)が3%超上昇したのが目立った程度。一方ACB銀行、ビナコネックス総公社(VCG)、ティエンフォンプラスチック(NTP)、ホアンマインセメント(HOM)、ビナシン投資石油運輸(VSP)は下落した。VSPは6%超と大幅に下落した。
170万株強取引されたVSPが今日の売買高第1位。ACB、VCG、KLSなどがこれに続いた。
海外投資家は買い越した。NTP、PVI、KLSなどへ大きく買いを入れた。