1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、9.82ポイント(1.75%)上昇し、57101.で終えた。売買高・売買代金共に縮小したが、売買代金は連日3兆ドンを超えた。7営業日続伸。海外投資家は商いを増加させ、売り越しを続けたが、売り越し幅は僅かだった。
株価:前営業日比で93銘柄が上昇、52銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄は、上昇したものがほとんどだった。ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ソンダ工業団地(SJS)、キンド食品(KDC)、総合フォワーディング(GMD)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)などが大幅上昇した。ビナミルク(VNM)も株価調整後、ストップ高した。一方、ペトロベトナムファイナンス(PVF)、ペトロベトナムドリリング(PVD)、サコムバンク(STB)などが下落した。
STB、リー冷蔵電気(REE)、サイゴン証券(SSI)、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、サコム通信ケーブル(SAM)などの取引が活発だった。
製菓・不動産・ゴム銘柄などが高い。
海外投資家は売り越した。VNM、REE、ヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)、ファーライ火力発電(PPC)、ホアファット(HPG)などへ大きく売りを入れた。一方DPM、ベトコムバンク(VCB)、ヴィエティンバンク(CTG)、REE、SSIなどへは買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:VNM・無償増資(株式割当1対1)、ノースキンド(NKD)・配当(額面比12%)、ベトイ鉄鋼(VIS)・配当(額面比12%)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは1.78ポイント(1.02%)上昇し、176.46で引けた。売買高・売買代金共に縮小した。
株価:前営業日比で、126銘柄が上昇、71銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄では下落したものが優勢だった。ただし下げは小幅に留まった。ACB銀行、ヴィエティンバンク証券(CTS)、ブッソンセメント(BTS)などが2~3%程度下落した。一方、ビナコネックス総公社(VCG)は大幅に続伸した。
ソンダ・ビナコネックス銘柄やタイル銘柄が高かった。
海外投資家は買い越した。ビムソンセメント(BCC)へは33万株弱の買いを入れた。ペトロベトナム技術サービス(PVS)、サハバンク(SHB)、運輸商船(VFR)、キンバックシティグループ(KBC)、サイゴンハノイ証券(SHS)などへも買いを入れた。一方、SHBへは大きく売りも入れた。
※株価調整のあった銘柄:ペトロリメックスペトロケミカル(PLC)・無償増資(株式割当4対1)、サラ(SRB)・配当(額面比2.19%))