1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、12.31ポイント(2.12%)上昇し、594.30で終えた。売買高・売買代金共に増加した。第2節で大きく値を伸ばし、年初来・52週高値を更新した。2008年3月17日以来となるVNインデックス600も目前。海外投資家は再び買い越した。
株価:前営業日比で銘150柄が上昇、15銘柄が下落した。87銘柄がストップ高した。
時価総額上位銘柄もほぼ全面高の展開だった。DIC総公社(DIG)、タンタオ工業投資(ITA)、ソンダ工業団地(SJS)などが4%超上昇した。一方下落したのはビナミルク(VNM)、ヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)、ハウザン製薬(DHG)程度だった。
商いが最も膨らんだのはサコムバンク(STB)だった。ITA、サイゴン証券(SSI)、ホアファット(HPG)、リー冷蔵電気(REE)、ペトロベトナム総合サービス(PET)などの取引も活発だった。
全面高だった金融関連銘柄では、ホーチミン市証券(HCM)がストップ高を続けた。ベトコムバンク(VCB)とバオミン保険(BMI)も3%前後上昇した。
初日を迎えたタイグエン電力投資(TIC)の終値は2万4,000ドン(ストップ高)、売買高は40万4,170株だった。
海外投資家は買い越した。ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ペトロベトナムドリリング(PVD)、VCB、ビンチャイン建設投資(BCI)、HCMなどへ買いを入れた。一方、ホーチミン市インフラ投資(CII)、アルファナム(ALP)、VCB、ビンコム(VIC)、トゥオンアン植物油(TAC)などへ売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:HPG・配当(額面比10%)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは7.05ポイント(3.72%)上昇し、196.70で引けた。売買高・売買代金共僅かに減少した。
株価:前営業日比で、203銘柄が上昇、15銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は全面高の展開。ビナコネックス総公社(VCG)、キンバックシティグループ(KBC)、ティエンフォンプラスチック(NTP)、ビナシン投資石油運輸(VSP)が大幅高を続けた。
サハバンク(SHB)、キムロン証券(KLS)、サイゴンハノイ証券(SHS)、ACB銀行、VSPなどの取引が多かった。
初日を迎えたファーメディック製薬(PMC)の平均株価は7万6,800ドン、売買高は9,700株だった。
金融関連銘柄で下落したのはベトナム国家再保険(VNR)のみ。教育出版ファイナンス(EFI)はストップ高を続けた。ソンダ・ビナコネックス・リラマ・エネルギー銘柄も連日高い。
初日を迎えたザイフォン自動車(GGG)の平均株価は2万6,900ドン、売買高は41万8,800株だった。
海外投資家は買い越した。ペトロベトナム保険(PVI)、SHB、ペトロベトナム技術サービス(PVS)、KLSへ大きく買いを入れた。第6.06ソンダ(SSS)と運輸商船(VFR)へは大きく売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:フーティンニャーベー縫製(NPS)・有償増資(株式割当1対1、発行価格1万ドン)