1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、1.90ポイント(0.31%)上昇し、618.48で終えた。売買高・売買代金は大きく変わらなかった。第1節では小幅続伸したが、第2節では一時前日終値を下回った。今日の安値をつけた後は押し目買いが入り、今日の高値をつけた。ただし変動幅も小さく、小高い水準で終えた。海外投資家は大きく買い越した。
株価:前営業日比で99銘柄が上昇、64銘柄が下落した。61銘柄がストップ高した。
時価総額上位銘柄では下落したものがやや優勢。無償増資や転換社債発行の発表を行ったサイゴン証券(SSI)、好業績を発表したキンド食品(KDC)、更にタンタオ工業投資(ITA)などがストップ高した。一方、ベトコムバンク(VCB)、サコムバンク(STB)、バオベトグループ(BVH)、サコムバンク(STB)などは下落した。
商いが最も膨らんだのはSTB。ベトナム電気建設(VNE)、サコム通信ケーブル(SAM)、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)などの取引も活発だった。
イントレスコ不動産(ITC)はストップ高を続けた。売買高は今日も僅かに10株だけだった。
初日を迎えた冷蔵技術(SRF)は4万2,000ドンとストップ高した。売買高はITC同様10株だった。
海外投資家は買い越した。HPGへは56万株強買いを入れた。ベトナム石油運輸(VIP)、サイゴン縫製(GMC)、ペトロベトナムドリリング(PVD)などへも買いを入れた。一方、HPG、第16リコジ(LCG)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ヴィエティンバンク(CTG)などへは買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:サコム通信ケーブル(SAM)・配当(額面比10%)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは2.87ポイント(1.34%)上昇し、217.74で引けた。売買高・売買代金共に増加した。
株価:前営業日比で、151銘柄が上昇、68銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄では上昇したものが優勢だった。ペトロベトナム建設総公社(PVX)、ペトロベトナム保険(PVI)、ティエンフォンプラスチック(NTP)などが6%超上昇した。一方、ビナコネックス総公社(VCG)、ヴィエティンバンク証券(CTS)、サイゴンハノイ証券(SHS)、ホアンマイセメント(HOM)などが下落した。ACB銀行は引け間際に急伸した。
KLS、ACB、VCG、サハバンク(SHB)、ビナシン投資石油運輸(VSP)、キンバックシティグループ(KBC)などの取引が多かった。
初日を迎えたダナン図書教育設備(BED)の平均株価は3万1,300ドン、売買高は4万4,900株だった。
海外投資家は買い越した。KLSへ47万株の買いを入れた。ペトロベトナム技術サービス(PVS)へも14万株強買いを入れた。一方、HOMへは50万株、VCGへは35万株の売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:太平洋横断(PAN)・配当(額面比15%)、第12ソンダ(S12)・配当(額面比10%)、リラマ45.3(L43)・配当(額面比8%)