1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、20.79ポイント(3.75%)下落し、534.09で終えた。売買高・売買代金共大幅に減少した。前週末からの動き、そして米国で失業率が2桁となったことが嫌気された。第2節では一段と売りが優勢となった。20ポイント安は、11月に入って3度目。ただし海外投資家は久しぶりに大幅に買い越した。
株価:前営業日比で6銘柄が上昇、176銘柄が下落した。121銘柄がストップ安した。
時価総額上位銘柄は全面安。ベトコムバンク(VCB)、ビナミルク(VNM)、エクシムバンク(EIB)、FPT、ペトロベトナム化学肥料(DPM)などは比較的下げ幅が小さかったが、それ以外は大幅安だった。ビンコム(VIC)は変わらずだった。
商いが大きかったのはEIB、サコムバンク(STB)、サイゴン証券(SSI)、ベトナムM&E(MCG)などだった。
チャウトイコンクリート(BT6)、石油資材(COM)、生物化学肥料(HSI)、アルファナム(ALP)、サイゴン燃料(SFC)、バリア・ブンタウ住宅開発(HDC)の6銘柄が上昇した。
海外投資家は買い越した。EIB、ビンチャイン建設投資(BCI)、バオベトグループ(BVH)、タンタオ工業投資(ITA)、ファーライ火力発電(PPC)などに買いを入れた。一方、BVH、PPC、総合フォワーディング(GMD)、ドメスコ医療(DMC)、VNMなどへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:シィウタイン(ST8)・株式配当(株式割当10対1)、トランシメックスサイゴン・無償増資(株式割当10対1)、有償増資(株式割当100対17.81、発行価格1万5,000ドン)、配当(額面比10%)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは7.33ポイント(3.88%)下落し、181.81で引けた。売買高・売買代金共に縮小した。
株価:前営業日比で、16銘柄が上昇、216銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は全面安。比較的下げが小さかったのは、ACB銀行(3.7%下落)、ペトロベトナム技術サービス(PVS・3.7%下落)などだった。
ビナコネックス総公社(VCG)、ACB銀行、サハバンク(SHB)、キンバックシティグループ(KBC)、キムロン証券(KLS)などの商いが大きかった。
海外投資家は買い越した。KBC、ベトナムダバコ(DBC)、PVS、ビムソンセメント(BCC)などへ買いを入れた。一方、サイゴンハノイ証券(SHS)、バオベト証券(BVS)などへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:H.A.I農薬(HAI)・配当(額面比20%)、タスコ(HUT)・配当(額面比10%)