1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、6.75ポイント(1.23%)上昇し、553.83で終えた。売買高・売買代金共に増加した。一時は下げに転じ、方向感のない展開を続けていたが、次第に強い動きを見せていた不動産銘柄が相場を牽引、第3節にかけて上げ幅を広げた。VNインデックスは550を超え、商いも一段と活発に。海外投資家は大きく買い越した。
株価:前営業日比で104銘柄が上昇、55銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では上昇したものが優勢だった。ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、バオベトグループ(BVH)、ホアファット(HPG)、DIC総公社(DIG)などが4%超上昇した。一方、ベトコムバンク(VCG)、エクシムバンク(EIB)、ビンコム(VIC)、マッサン(MSN)などが安い。
商いが大きかったのは第16リコジ(LCG)、EIB、サコムバンク(STB)、タンタオ工業投資(ITA)、リー冷蔵電気(REE)、サイゴン証券(SSI)などだった。
海外投資家は買い越した。EIB、ビナミルク(VNM)、BVH、トゥリエム都市開発(NTL)、ペトロベトナムドリリング(PVD)、FPTなどへ買いを入れた。一方、VIC、ホーチミン市インフラ投資(CII)、LCG、ファーライ火力発電(PPC)などへは売りを入れた。
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは2.50ポイント(1.37%)上昇し、185.17で引けた。売買高・売買代金共に増加した。
株価:前営業日比で、99銘柄が上昇、120銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は下落したものがやや優勢。ただ下落幅はいずれも1%前後と小幅だった。一方バオベト証券(BVS)が大幅上昇した。
ビナコネックス総公社(VCG)、キムロン証券(KLS)、キンバックシティグループ(KBC)、サハバンク(SHB)、ACB銀行などの商いが大きかった。
海外投資家は買い越した。KLS、ペトロベトナム技術サービス(PVS)、ペトロベトナム保険(PVI)などへ買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:BVS・無償増資(株式割当10対6)