1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、0.51ポイント(0.12%)下落し、494.77で終えた。売買高・売買代金共に急増した。新年から始まるキャピタルゲイン課税が嫌気され、引けにかけて売りが優勢となる中、買いもしっかりと入り、相場を支えた。年間では176.15ポイント(56.76%)上昇して引けた。
株価:前営業日比で100銘柄が上昇し、72銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄は高安まちまち。ベトコムバンク(VCB)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、FPTなどが高い。バオベトグループ(BVH)、ペトロベトナム化学肥料(DPM)などが大幅安だった。
商いが活発だったのは、エクシムバンク(EIB)、SSI、サコムバンク(STB)、総合フォワーディング(GMD)、ホーチミン市インフラ投資(CII)、キンバックシティグループ(KBC)など。
海外投資家は僅かに売り越した。ヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)、イントレスコ不動産(ITC)、ビンチャイン建設投資(BCI)、キンド食品(KDC)などへ売りを入れた。一方、ソンダ工業団地(SJS)、ファーライ火力発電(PPC)、ベトナム石油運輸(VIP)、VCBなどへは買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:サイゴン証券(SSI)・配当(額面比10%)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは3.30ポイント(2.0%)上昇し、168.17で引けた。売買高・売買代金共に増加した。
株価:前営業日比で、198銘柄が上昇、44銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄では上昇したものが多かった。サイゴンクイニョン鉱産(SQC)、ビナコネックス総公社(VCG)、バオベト証券(BVS)、キムロン証券(KLS)、ホアンマイセメント(HOM)は大幅に上昇した。一方ペトロベトナム保険(PVI)、ティエンフォンプラスチック(NTP)、ベトナム国家再保険(VNR)は下落した。
商いが活発だったのはKLS、VCG、ACB銀行、ペトロベトナム建設総公社(PVX)、ビナシン投資石油運輸(VSP)、BVSなど。
海外投資家は大きく買い越した。KLS、サハバンク(SHB)、ウォールストリート証券(WSS)、NTPなどへ買いを入れた。