■ホーチミン市場の市況
27日の株式市場は反落した。VN指数は11.49ポイント(2.31%)下落し、486.41で取引を終えた。売買高は僅かに増加した。
第1節は小安く寄付き第2節に入ると一旦前日の終値を上回るものの買いは続かず反落する。その後は揉み合う場面もあるものの、売り物に押され下げが加速する。10:00頃反発し一旦底をつけたかに見えたが、第3節に入ると売り直され結局本日の安値で終了した。
全210銘柄中28銘柄が上昇、158銘柄が下落、24銘柄が変わらずだった。
時価総額上位銘柄は、ホーチミン市インフラ投資(CII)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、キンバックシティーグループ(KBC)は共に3%超下落した。ソンダ工業団地・都市投資(SJS)は小幅安だった。銀行セクターは、ヴィエティンバンク(CTG)、サコムバンク(STB)は3%超下落し、エクシムバンク(EIB)は小幅安だった。ベトコムバンク(VCB)は先日の好決算を受けて本日は変わらずだった。その他金融銘柄では、バオベト保険(BVH)が2%弱の下落、サイゴン証券(SSI)は3.5%の下落となった。総合フォワーディング(GMD)とサコム通信ケーブル(SAM)は2%強の下落、ペトロベトナム科学肥料(DPM)は4.5%の大幅安、ペトロベトナムドリリング(PVD)4%弱の下落となった。食品ではビナミルク(VNM)が3%強の下落となった。
その他中小型銘柄では、旧正月前の需要増が期待される製糖会社のビエンホア製糖(BHS)はストップ安、ラムソン製糖(LSS)は2.5%弱下落した。水産セクターは、ベンチェ水産(ABT)は大幅安、ナムベト水産(ANV)、ミンフー水産(MPC)はストップ安だった。ゴムセクターは、ドンフーゴム(DPR)は変わらず、ホアビンゴム(HRC)は2%強下落した。
商いが活発だったのは、リー冷蔵電気工業(REE)、EIB、タンダイフン・プラスチック(TPC)、SSI、BHS、ベトイ鉄鋼(VIS)だった。
なお、本日配当権利落ち日となったアンザン水産(AGF)は大幅安だった。
■ハノイ市場の市況
ハノイ市場は反落し、4.56ポイント(2.76%)下落し、160.90で取引を終えた。売買高は7%弱減少した。
全264銘柄77中銘柄が上昇、155銘柄が下落、32銘柄が変わらずだった。
ハノイ市場は前日終値を僅かに上回って寄付いたものの、その後は売りに押される形でずるずると下げ続ける展開に。商いが盛り上がらないまま反発らしい反発もなく本日の安値近くで終了した。
時価総額上位銘柄は 金融セクターは、アジアコマーシャル銀行(ACB)は1.6%、サイゴンハノイ商銀(SHB)は3.6% と共に下落した。キムロン証券(KLS)は2.4%の下落、バオベト証券(BVS)は反対に1%弱の上昇となった。ペトロベトナム保険(PVI)は2.3%、ペトロベトナム技術サービス(PVS)は3.1%、ペトロベトナム建設(PVX)は4.2%、ビナコネックス(VCG)は1.9%、ビナシン投資石油運輸(VSP)は5.5% と、それぞれ下落した。
中小型株では、ウォールストリート証券(WSS)は1.4%、ヴィエティンバンク証券(CTS)は5.2%、サイゴンハノイ証券(SHS)は5.4%、ビンコム証券(VIX)は2.7%、ベトドゥック鋼管は(VGS)3%と、それぞれ下落した。
商いが活発だったのは、KLS、VGS、VCG、PVX、VSP、ビネコ鉄鋼(SSM)だった。
なお、本日配当権利落ち日となったクアンニンセメント建設(QNC)は2.4%上昇し、一方第25ソンダ(SDJ)は6.2%の大幅安だった。