■ホーチミン市場の市況
28日の株式市場は2日続落した。VN指数は4.65ポイント(0.96%)安く、481.76で取引を終えた。売買高は3割弱減少した。
全210銘柄中30銘柄が上昇、153銘柄が下落、27銘柄が変わらずだった。
第1節は小安く始まり第2節に入ると好決算銘柄が物色され、一時前日比プラスとなるも買いに勢いはなく9;15には反落となる。その後は売り物をこなしながら上昇するものの10;00頃に再び売りなおされ、第3節も売り注文に押され下落して終了した。
時価総額上位銘柄は下落したものが目立った。好調な決算発表が続いている不動産セクターだったが今日は総じて安かった。ホーチミン市インフラ投資(CII)は1.2%、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)は1.2%、キンバックシティーグループ(KBC)は0.8%、ソンダ工業団地・都市投資(SJS)は1.9%とそろって下落した。銀行セクターはまちまちだった。ヴィエティンバンク(CTG)は1.4%上昇したが、エクシムバンク(EIB)は2.5%、サコムバンク(STB)は1.3%、ベトコムバンク(VCB)は0.5%下落した。その他の金融銘柄は、バオベト保険(BVH)がHSBCの追加出資の詳細が判明したことを受け2.3%の上昇となった。またサイゴン証券(SSI)は1.8% 下落した。その他、総合フォワーディング(GMD)は1.3%、サコム通信ケーブル(SAM)は2.1%、ペトロベトナム科学肥料(DPM)は0.3%、ペトロベトナムドリリング(PVD)は0.8%、食品では、マッサングループ(MSN)がストップ高、ビナミルク(VNM)は変わらずだった。
その他中小型銘柄では、ビエンホア製糖(BHS)は3.6%、ラムソン製糖(LSS)4.2%の大幅安だった。水産セクターは、ベンチェ水産(ABT)は1.6%、アンザン水産(AGF)3.5%安く、ナムベト水産(ANV)はストップ安、ミンフー水産(MPC)は変わらずだった。ゴムセクターは、ドンフーゴム(DPR)は4.1%、ホアビンゴム(HRC)は1.4%安だった。
商いが活発だったのは、EIB、STB、SSI、KBC、第16リコジ(LCG)、ヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)だった。
■ハノイ市場の市況
ハノイ市場も2日続落し、1.58ポイント(0.98%)下落し、159.32で取引を終えた。売買高は前日比23%弱減少した。
全264銘柄中29銘柄が上昇、196銘柄が下落、39銘柄が変わらずだった。
ハノイ市場は前日比ほぼ変わらずで寄付いた。その後は前日比終値を挟んで揉み合いが続く。9;15頃に売り物に押され下げ始め、その後は狭いレンジでの売買が続き方向感のないまま終了した。
時価総額上位銘柄は 金融セクターのアジアコマーシャル銀行(ACB)は0.6%と小幅安で、キムロン証券(KLS)は3.6%、バオベト証券(BVS)は4.7%と共に大幅に安かく、サイゴンハノイ商銀(SHB)は変わらずだった。ペトロベトナム銘柄は、ペトロベトナム保険(PVI)が2.7%、ペトロベトナム技術サービス(PVS)は2.2%、ペトロベトナム建設(PVX)は3.2%とそろって安かった。またビナコネックス(VCG)は3.9%、ビナシン投資石油運輸(VSP)は5.8%下落した。
中小型株では、ウォールストリート証券(WSS)は1.9%安く、サイゴンハノイ証券(SHS)は変わらず、ベトドゥック鋼管(VGS)は3.8%下落した。
商いが活発だったのは、KLS、VGS、VCG、ACB、PVX、SHBだった。