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■ホーチミン市場の市況

　4日の株式市場は続伸となり、VN指数は4.59ポイント（0.9％)上昇し、511.91で取引を終えた。売買高は前日比大きく増加した。　

　全214銘柄中124銘柄が上昇、47銘柄が下落、43銘柄が変わらずだった。

　第1節は前日比高く寄付くと、第2節に入っても買いの勢いは止まらず上昇継続となる。暫くすると上昇一服となり利益確定の売りに押され始める。その後はリバウンド狙いの買いが入り下げ渋りとなり揉み合い商状へと移行する。第3節に入ると再び売りに押されわずかに値を消すものの前日比プラスで終了した。

　時価総額上位銘柄は、不動産セクターでは、ホアン・アイン・ザー・ライ（HAG）はストップ高、となり、ホーチミン市インフラ投資(CII)は1.54%、ソンダ工業団地・都市投資（SJS）は2.63%、ビンコム(VIC)は2.25％それぞれ上昇し、キンバックシティーグループ（KBC）は変わらずだった。銀行セクターでは、ヴィエティンバンク（CTG）は1.89%上昇し、エクシムバンク（EIB）は0.43%、サコムバンク（STB）は1.24%、ベトコムバンク（VCB）は1.46%それぞれ下落した。その他の金融銘柄では、サイゴン証券（SSI）は1.15%、ペトロベトナムファイナンス（PVF）は0.33それぞれ上昇し、バオベト保険(BVH)は変わらずだった。その他では、ペトロベトナム科学肥料（DPM）は0.92%、FPT(FPT)は1.85%、総合フォワーディング（GMD)は3.25%、ペトロベトナムドリリング（PVD）は3.42%、　リー冷蔵電気工業(REE)は0.66%、サコム通信ケーブル(SAM)は2.04%それぞれ上昇し、ホアファットグループ(HPG)は変わらずだった。食品では、マサングループ（MSN）は1.83%下落し、ビナミルク（VNM）は1.16%上昇した。

　その他中小型銘柄では、製糖会社のビエンホア製糖（BHS）は2.65%下落し、ラムソン製糖（LSS）は変わらずだった。水産セクターは、ナムベト水産（ANV）は0.61%、フンブオン水産(HVG)は0.21%それぞれ上昇し、ミンフー水産（MPC）は0.9%下落、ベンチェ水産（ABT）とアンザン水産（AGF）は変わらずだった。天然ゴムセクターは、ドンフーゴム（DPR）は0.8%、ホアビンゴム（HRC）は1.37%、フオックホアゴム（PHR）は1.33%それぞれ上昇した。

　商いが活発だったのは、SSI、HAG、STB、SJS、LCG、KBCだった。


■ハノイ市場の市況

　ハノイ市場は反落となり、1.86ポイント（1.09％）下落し、168.36で取引を終えた。売買高は前日比1割弱減少した。　

　全266銘柄中189銘柄が上昇、43銘柄が下落、34銘柄が変わらずだった。

　ハノイ市場は前日比わずかにマイナスで寄付くと、ホーチミン市場の高寄りに連られるように下値を切り上げていくものの、買いに勢いがなく失速となる。その後前日比マイナス圏に陥いると、前日終値を挟んでの一進一退となる。引けにかけて売りに押されて前日比マイナスで終了した。

　時価総額上位銘柄は、金融セクターのサイゴンハノイ商銀（SHB）は0.46%、バオベト証券（BVS）は3.87%、キムロン証券（KLS）は0.59%それぞれ上昇し、ベトナム国家再保険（VNR）は0.79%下落した。ペトロベトナム銘柄は、ペトロベトナム保険（PVI）は2.59%、ペトロベトナム技術サービス(PVS)は3.56%、ペトロベトナムゲアン建設(PVA)は2.88%、ペトロベトナム建設(PVX)は2.01%それぞれ上昇した。その他では、ティエンフォン・プラスチック(NTP)は1.75%、ビネコ鉄鋼(SSM)は1.86%、ビナコネックス(VCG)は4.02%それぞれ上昇し、サイゴン・クイニョン鉱産(SQC)は2.31%、ビナシン投資石油運輸（VSP）は0.37%それぞれ下落した。

　中小型株では、ウォールストリート証券(WSS)は4.46%、ヴィエティンバンク証券（CTS）は2.16%、ベトドゥック鋼管（VGS）は3.61%それぞれ上昇した。

　商いが活発だったのは、KLS、PVX、VCG、VGS、VSP、ACBだった。

　なお、本日配当権利落ち日となったアジアコマーシャル銀行（ACB)は0.28%上昇した。