■ホーチミン市場の市況
11日の株式市場は続落となり、VN指数は1.03ポイント(0.20%)下落し、524.64で取引を終えた。売買高は前日比1割弱減少した。
全215銘柄中82銘柄が上昇、96銘柄が下落、37銘柄が変わらずだった。
第1節は前日比高く寄付くと、第2節に入っても買いの勢いは止まらず暫く上昇継続となる。早々と今日の高値をつけると利益確定売りを誘発し反落となる。その後一時的に前日終値を下回る場面もあったが下値は固く再度プラス圏に浮上する。第3節に入ると再び売り物に押される形で前日比マイナスで終了した。
時価総額上位銘柄は、不動産セクターでは、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)は2.38%、ソンダ工業団地・都市投資(SJS)は1.89%それぞれ上昇し、ホーチミン市インフラ投資(CII)は0.48%、ビンコム(VIC)は1.11%それぞれ下落し、キンバックシティーグループ(KBC)は変わらずだった。銀行セクターでは、ヴィエティンバンク(CTG)は2.19%、エクシムバンク(EIB)は0.43%、サコムバンク(STB)は0.84%、ベトコムバンク(VCB)は0.84%それぞれ下落した。その他の金融銘柄では、バオベト保険(BVH)は4.55%、サイゴン証券(SSI)は0.55%、ペトロベトナムファイナンス(PVF)は0.96%それぞれ下落した。その他では、FPT(FPT)は1.14%ホアファットグループ(HPG)は2.99%、サコム通信ケーブル(SAM)は1.6%それぞれ上昇し、ペトロベトナム科学肥料(DPM)は1.42%、総合フォワーディング(GMD)は0.59%、ペトロベトナムドリリング(PVD)は0.79%、リー冷蔵電気工業(REE)は0.61%それぞれ下落した。食品では、マサングループ(MSN)は0.74%上昇し、キンド食品(KDC)は1.43%、ビナミルク(VNM)は0.56%それぞれ下落した。
その他中小型銘柄では、製糖会社のビエンホア製糖(BHS)は1.55%下落した。水産セクターは、ベンチェ水産(ABT)は3.99%、アンザン水産(AGF)は0.56%、ナムベト水産(ANV)は2.2%、フンブオン水産(HVG)は1.96%、ミンフー水産(MPC)は1.96%それぞれ下落した。天然ゴムセクターは、ドンフーゴム(DPR)は1.43%、フオックホアゴム(PHR)は1.67%それぞれ下落し、ホアビンゴム(HRC)は変わらずだった。
商いが活発だったのは、STB、SSI、ビタコ・タンカー(VTO)、HAG、HPG、アジアヒュウリエン(HLA)だった。
なお、本日新規上場となったインフォネット(CMT)は基準価格比変わらずだった。また配当権利落ちとなったラムソン製糖(LSS)も変わらずだった。
■ハノイ市場の市況
ハノイ市場は続落となり、0.55ポイント(0.32%)下落し、171.54で取引を終えた。売買高は前日比2割弱減少した。
全268銘柄中126銘柄が上昇、106銘柄が下落、3銘柄が変わらずだった。
ハノイ市場は前日比わずかにプラスで寄付くと、その後は狭いレンジ内で方向感の無い値動きとなる。ホーチミン市場の下落に連動するようにマイナス圏での売買が続き、様子見姿勢の投資家が多いなか、上昇に転じる勢いもなく前日比マイナスで終了した。
時価総額上位銘柄は、金融セクターのアジアコマーシャル銀行(ACB)は0.57%、サイゴンハノイ商銀(SHB)は0.46%、バオベト証券(BVS)は0.75%、キムロン証券(KLS)は1.12%、ベトナム国家再保険(VNR)は0.8%それぞれ下落した。ペトロベトナム銘柄は、ペトロベトナム保険(PVI)は0.35%、ペトロベトナム技術サービス(PVS)は1.47%、ペトロベトナムゲアン建設(PVA)は2.31%、ペトロベトナム建設(PVX)は2.26%それぞれ下落した。その他では、ビネコ鉄鋼(SSM)はストップ高となり、ハノイミルク(HNM)は1.21%、ティエンフォン・プラスチック(NTP)は2.99%、ビナコネックス(VCG)は1.58%それぞれ上昇し、サイゴン・クイニョン鉱産(SQC)は3.91%、ビナシン投資石油運輸(VSP)は0.71%それぞれ下落した。
中小型株では、ウォールストリート証券(WSS)は1.83%、ヴィエティンバンク証券(CTS)は0.52%それぞれ下落し、ベトドゥック鋼管(VGS)は3.86%上昇した。
商いが活発だったのは、KLS、PVX、VCG、VGS、ソンホン建設(ICG)、ACBだった。
なお、本日新規上場となった通信郵便商業(CKV)は上昇した。また配当及び有償増資で権利落ちとなったコテック投資建設(CIC)はストップ高となった。