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キドグループ[KDC]は・・・ベトナムで最も知名度の高い菓子ブランドの
一つであったが、主力の製菓事業の80％を米モンデリーズ社に売却し、
インスタント麺、調味料、食用油、コーヒー分野等で企業提携や
企業買収をするなどして生活必需食品事業会社への転換を図ろうとしている・・・

＜その他掲載銘柄＞

ハウザン製薬[DHG]、FPT情報通信[FPT]、ビングループ[VIC] 、
マサンインベストメントグループ[MSN]、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]、
ホーチミン市インフラ投資[CII]、ビンミン・プラスチック[BMP]、
フーニュアン・ジュエリー[PNJ]、ダナンゴムタイヤ[DRC]、
ダットサイングループ[DXG]、軍隊商業銀行[MBB]、
ホアセン鉄鋼グループ[HSG]、ベトコムバンク[VCB]、
ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ベトインバンク[CTG]、
ペトロベトナム・ドリリング[PVD]、ビナサンタクシー[VNS]

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CONTENTS
 
01. 3月新車販売台数2万4802台、前月から倍増―Q1は前年同期比+23％増  
02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
     特集（2016年4月11日～2016年4月17日）  
03. 噂のうわさ話
   　サコム開発投資[SAM]
04. サイゴン・街角風景　　
  　「フン王の命日」

  ベトナム自動車工業会(VAMA)の発表によると、3月の国産車及び輸入車を
含む新車販売数は2万4802台で、前月の2.1倍に急増した。大幅増の要因は、
大きな買い物を控えるテト(旧正月)が重なった2月の新車販売数が前月から半減の
1万1718台に留まったため。

  第1四半期の新車販売数は、前年同期比+22.5％増の5万9685台と
堅調に増えている。このうち、国産車が同+55.0％増加したが、1月から
特別消費税の税率が引き上げられた輸入車は同▲36.0％減少した。

  VAMA加盟メーカーの新車販売台数を見ると、3月の新規販売台数トップは
引き続きチュオンハイ自動車(THACO)で、前月の2.5倍にあたる1万0366台に達し、
全体の44.7％を占めた。2位のトヨタはシェア21.4％、3位のフォードは同11.6％だった。

  第1四半期累計では、1位のTHACOが1万6500台(シェア30.1％)を販売。
続いて、◇2位：トヨタ(シェア22.0％) 、◇3位：ビナマツダ(同12.5％)、
◇4位：フォード(11.9％)となっている。メーカー別新車販売台数の詳細は以下の通り。

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このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報（www.viet-kabu.com）の 
アクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 ｢ASEANの銀行トップ100｣、ベトイン銀が25位―ベトナムから19行ランク入り
[2016/04/13 06:04 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/160412050647.html

  英フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)が発行する金融専門誌
「ザ・バンカー(The Banker)」が発表した｢ASEANの銀行トップ100｣2016年版に、
ベトナムの銀行19行がランクインした。このうち、ベトインバンク[CTG](Vietinbank)が
25位となり、ベトナムの銀行19行の中で最高位だった。

  CTGは、財務能力の強さや安定的且つ効果的な成長が評価された。
2015年におけるCTGの自己資本(Tier1＝自己資本の基本的項目)は
23億2900万USD(約2500億円)、税引前利益は3億4300万USD(約370億円)余りだった。

  これに先立ち、CTGは英ブランドコンサルティング会社のブランド・ファイナンス
(Brand Finance)が発表した「世界で最も価値のある銀行ブランド500
(The World’s Most Valuable Banking Brands)」2016年版にも名を連ねている。

  同ランキングで、CTGはブランド価値とブランド力のいずれも上昇し、
前年の437位から58ランク上げて379位となり、初のトップ400入りを果たした。
ブランド価値は前年比+5200万USD(約56億円)増の2億4900万USD
(約270億円)で、格付けは「A+」となっている。


2 位 ベトコム銀、資本金5割増もみずほは15％維持へ―M&A対象は依然未定
[2016/04/15 19:34 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news_d/hochiminh/160415011915.html

  ベトコムバンク[VCB](Vietcombank)は15日に開催した定時株主総会で、
1兆2924億株の新株を発行し、資本金を現在から+48.5％引き上げ
39兆5750億VND(約1940億円)とする案を承認した。

  新株発行案には、割当比率20対7の株主割当増資で9億3270万株を発行し、
資本金を35兆9770億VND(約1764億円)に引き上げる。その後、海外投資家を
対象とする第三者割当増資に向け最大3億5970万株を発行。資本金を
39兆5750億VND(約1940億円)へと引き上げる。この増資計画は
2016年中に完了する見通しだ。

  新株発行後、政府のVCB株保有比率は77％から70％へ、みずほ銀行
(東京都千代田区)の保有比率は15％から13％へと縮小することになるため、
みずほ銀行は最低15％を維持するために、第三者割当でも新株を取得する見込み。

  新株発行による調達資金の使途は、◇営業網拡大を目的とする技術インフラ整備や
施設建設：1兆VND(約49億円)、◇子会社設立や既存企業への追加投資：
5000億VND(約24億5000万円)、◇貸付向け資金： 11兆4300億VND(約560億円)となる。

  VCBは2015年に他の金融機関との買収・合併(M&A)を計画しているが、
まだ具体化していない。各金融機関への出資についてVCBは、
軍隊商業銀行[MBB](Military Bank)株を引き続き保有するが、その他に
出資している銀行4行及びファイナンス会社1社のうち、3社から出資を回収する予定。

  2016年事業計画によると、税引前利益は前年比＋10％増の7兆5000億VND
(約370億円)、配当は額面比10％以下、不良債権比率は2.5％未満となる見通し。
2016年末時点の総資産は前年末比+13.5％増の765兆4380億VND
(約3兆7500億円)、貸付金残高は同+17％増の452兆9670億VND
(約2兆2200億円)、資金調達残高は同+15％増の578兆4580億VND
(約2兆8400億円)となる見込み。

  2016年第1四半期の引当金繰入前の税引前利益は前年同期比+20％増の
兆6000億VND(約176億円)、貸倒引当金繰入額は1兆3000億VND
(約63億7000万円)だった。これにより、引当金繰入後の税引前利益は
前年同期比+61％増の2兆3000億VND(約113億円)。同期末時点の
貸付成長率は+6.5％、不良債権比率は1.76％となっている。

  2015年末時点の総資産は前年末比+16.9％増の674兆3950億VND
(約3兆3000億円)、貸付金残高は同+19.7％増の387兆1510億VND
(約1兆9000億円)、資金調達残高は同+18.3％増の499兆7640億VND
(約2兆4500億円)、不良債権比率は同▲0.47P低下の1.84％。
2015年税引前利益は前年比+16.8％増の6兆8280億VND(約335億円)だった。


3 位 トゥドゥック住宅開発、16年利益+74％増見込む―海外投資家枠60％に引き上げへ
[2016/04/13 10:32 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news_d/hochiminh/160413102409.html

  トゥドゥック住宅開発[TDH]が発表した定時株主総会(14日開催)資料によると、
2016年売上高は前年比+2.01％増の1兆VND(約49億円)、税引後利益は
同+74.53％増の802億VND(約3億9000万円)の見通しだ。配当は
額面比10％を予定している。

  また、同社は株主総会に無償増資を実施する案を提出する。割当比率は20対3。

  2015年業績は、売上高が前年比+55％増の9803億VND(約48億円)で、
年間計画を22％上回った。親会社株主帰属利益は同+54％増の471億VND
(約2億3000万円)だった。2015年配当は額面比10％で、うち5％分については
3月10日に実施済み、残りは2016年中に実施する。

  14日の株主総会では、外国人投資家保有比率を現在の49％から60％へと
引き上げる案を決議する。この上限引き上げに向けてTDHは、
外国人投資家保有比率が49％または50％に規制されている自動車による運送業、
税関税務申告サービス業、荷役業を自社事業内容から削除する方針だ。

※くれぐれもお取り扱いにご注意ください！！
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか？
いろいろと推察しながら、しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。
 
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、
毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株・経済情報」の
過去記事をご提供いただいたものから「ベトナム株・経済情報」が独自に選んだ、
おもしろい噂を組み合わせて掲載しています。

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ベトナム現地投資家のうわさ話・サコム開発投資[SAM]・の巻！

(2016年04月20日 発行ベトナム株通信 第2830号)
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■■■サコム開発投資[SAM]■■■

サコム開発投資[SAM]は、10日に開催した定時株主総会で、
国内最大手旅行会社サイゴン観光総公社(サイゴンツーリスト＝Saigontourist)傘下の
フート観光サービス(フートツーリスト＝Phu Tho Tourist)における
経営支配権掌握を目指すことを明らかにした。

SAM及びSAM関連企業でフートツーリスト株43％を保有しており、うちSAMの
保有比率は29％となっている。SAMは、フートツーリスト株保有比率を
関連企業と合わせて51％まで引き上げ、経営支配権を掌握していく。

フートツーリストは現在、同社が全額出資しているダムセン公園の運営から
多額の売上高を計上しているほか、園内でウォーターパークを
運営するダムセン・ウォーターパーク[DSN]株33.54％を保有しているが、
この保有比率も51％へと引き上げる予定。

SAMの2016年事業計画によると、税引後利益は前年比+69％増の
1210億VND(約6億円)となる見通しで、このうち電線及びケーブルによるものが
610億VND(約3億円)と、全体の半分を占める。また、金融活動利益が前年の
2.9倍にあたる320億VND(約1億5800万円)に達しており、全体の26.4％となる見込みだ。

不動産事業については、2016年末までにホーチミン市9区にある賃貸オフィスビル
「サコム・チップサン(Sacom Chip Sang)」の入居率を現行の23％から52％へと
引き上げる計画。但し、もし年内に同ビルの経営効率の改善が
見られなければ、他社への譲渡を検討する。

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毎週、スタッフの持ち回りでお届けする「サイゴン・街角風景」。
今週はSa Huynhより、「フン王の命日」のお話です。

旧暦3月10日は「フン王の命日(Ngày Giỗ tổ Hùng Vương)」。
2007年に制定されたベトナムの数少ない祝日のひとつで、
今年は4月16日がこの日にあたりました。

フン王(雄王)は、ベトナム史上初の国家とされるバンラン（Văn Lang＝文郎）国を
建国した伝説上の歴代王の総称で、18代に渡って存続したといいます。
毎年旧暦3月10日には、各地でフン王たちの功績を称える祭りが開催されます。

特に、フン王ゆかりの東北部フート省ベトチー市の「フン王祭り」は、
全国各地から数百万人が訪れる国内最大規模の祭りとなっています。
今年は4月12日から16日まで、様々なイベントが行われたようです。

フン王の命日に合わせて、テト(旧正月)の名物でもある
「バインチュン(Bánh chưng、ちまき)」を作るところもあります。

我が家も、知人からバインチュンのおすそ分けをいただきました。



手のひらほどのサイズの四角いちまきです。
もち米に、豚肉の赤身と脂身、そして緑豆のあんが包まれています。



メコンデルタ出身の夫の実家で食べるテトのちまきは中にバナナの入った甘いもの。
今回のしょっぱいちまきは、夫にとっては親しみのない味だったようです。
脂っこくてお腹にたまるので、私も8分の1ほど食べて満足してしまいました。

ちなみに、今年はホーチミン市11区のダムセン公園で、重さ2.5tの
巨大なバインチュンを作ってフン王祭りで展示し、来場客に振舞ったそうです。

フン王については、VIETJO LIFEの記事を参照→
国の礎を築いたフン王の伝説～旧暦3月10日はフン王命日～
http://life.viet-jo.com/howto/basic/65

（photo by Sa Huynh）
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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベ トナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。

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