1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、6.80ポイント(1.44%)上昇し、.479.27で終えた。売買高・売買代金共に縮小した。第1節では4ポイント強の上昇に留まったが、第2節スタート直後に上げ幅を広げた。ただしそこから売りが強まり、大きく下げた。その後はもみ合いながらも480レベルでの上値が重く、第3節ではやや下げて引けた。商いは活発だったが、海外投資家は依然大きく売り越している。
株価:前営業日比で94銘柄が上昇、62銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では上昇したものが優勢。ビナミルク(VNM)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、FPT、ファーライ火力発電(PPC)、タンタオ工業投資(ITA)などはストップ高した。一方、ペトロベトナムドリリング(PVD)、サイゴン証券(SSI)、ヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)などが下落した。サコムバンク(STB)は変わらずだった。
STBは700万株を超える商いで、売買高市場第1位をキープした。SSI、リー冷蔵電気(REE)、タイニンブルボン(SBT)、ペトロベトナムファイナンス(PVF)などがこれに続いた。
上場初日だったタックモ水力発電(TMP)の終値は2万4,000ドン、売買高は3,000株だった。
海外投資家が連日120万株売りを入れているのが、PPC。タンダイフンプラスチック(TPC)へも60万株強売りを入れた。ペトロベトナム運輸(PVT)、REE、総合フォワーディング(GMD)などへも売りを入れた。一方、SSI、ペトロベトナム化学肥料(DPM)などへ買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ハナム鉱産(KHS)・配当(額面比10%)、チュオンタイン木材加工(TTF)・配当(額面比10%)、カインホア電力(KHP)・無償増資と株式配当(株式割当10対2)、建設資材販売(CNT)・配当(額面比12%)
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTCインデックスは1.52ポイント(0.91%)上昇し、168.54で引けた。売買高・売買代金共に縮小した。
株価:前営業日比で、174銘柄が上昇、23銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は全面高。大幅に上昇したものが多かった。上げ幅が小さかったのはタックバー水力発電(TBC)程度だった。
商いが多かったのはACB銀行、キムロン証券(KLS)、ビナコネックス総公社(VCG)、サハバンク(SHB)などだった。
ホーチミン市場から上場変更、今日から取引を再開したハパコハイアウ(GHA)はストップ高した。
海外投資家は売り越した。連日ベトナム国家再保険(VNR)へ大きく売りを入れている。KLS、キンバックシティグループ(KBC)、バオベト証券(BVS)へも売りを入れた。一方、BVSへは13万株弱の買いも入れ、ネットでも、買い越した。