1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、8.02ポイント(1.66%)上昇し、490.62で終えた。売買高・売買代金共大幅に増加した。第1節の全面安の展開から、一時はVN指数500超まで上昇する荒っぽい展開。第3節にかけては、再びやや戻して引けた。世界的な株安が重し。商いは増加した。海外投資家は買い越しを続けた。
株価:前営業日比で125銘柄が上昇、41銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では基準金利引き上げで、流動性改善への期待から、ベトコムバンク(VCB)など、銀行が揃ってストップ高した。FPT・ペトロベトナムドリリング(PVD)もストップ高した。一方、ビンコム(VIC)、ホアファット(HPG)、サイゴン証券(SSI)などは下落した。
商いが大きかったのはサコムバンク(STB)、サイゴン証券(SSI)、エクシムバンク(EIB)、リー冷蔵電気(REE)など。
ロンザン都市開発(LGL)、ベトナムM&E(MCG)、トゥオンアン植物油(TAC)、アジアヒュウリエン(HLA)、ドゥックタイン木材加工(GLT)、ベトイ鉄鋼(VIS)、ハナム鉱産(KSH)などが大幅に下落した。
海外投資家は買い越した。ビナミルク(VNM)、FPT、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、建設資材販売(CNT)、VCBなどへ買いを入れた。一方、VNM、ペトロベトナムファイナンス(PVF)、SSI、HAGなどへは売りを入れた。売却上位4銘柄では、揃ってネットで売り越した。
※株価調整のあった銘柄:ソンダ工業団地(SJS)・無償増資(株式割当1対1)、有償増資(株式割当2対1、発行価格1万ドン)、バンファットフン(VPH):配当(額面比25%)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは0.22ポイント(0.14%)上昇し、155.41で引けた。売買高・売買代金共大幅に増加した。
株価:前営業日比で、43銘柄が上昇、187銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄では下落したものが優勢だった。銀行2銘柄とティエンフォンプラスチック(NTP)などが上昇した。
商いが活発だったのは、キムロン証券(KLS)、ACB銀行、ビナコネックス総公社(VCG)、キンバックシティグループ(KBC)、サハバンク(SHB)、ペトロベトナム建設総公社(PVX)など。
海外投資家はベトナムダバコ(DBC)、バオベト証券(BVS)、KBC、ペトロベトナム技術サービス(PVS)などへ買いを入れた。一方、ペトロベトナム保険(PVI)へは23万株強売りを入れた。