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■ホーチミン市場の市況

　5日の株式市場は3日続伸となり、VN指数は1.48ポイント（0.29％)上昇し、513.39で取引を終えた。売買高は前日比1割弱減少した。　

　全214銘柄中105銘柄が上昇、55銘柄が下落、54銘柄が変わらずだった。

　第1節は前日比高く寄付き、第2節に入っても買いの流れが続くかに見えたが、利益確定の売りに押されて徐々に値を消す展開となる。その後は割安感による買いと、先行き不透明感からの売りが拮抗する形で、今日の始値を境にした乱高下となる。第3節に入っても売り買いが拮抗し横ばいのまま前日比プラスで終了した。

　時価総額上位銘柄は、不動産セクターでは、ホーチミン市インフラ投資(CII)は0.25%、ホアン・アイン・ザー・ライ（HAG）は1.82%、キンバックシティーグループ（KBC）は0.83%、ソンダ工業団地・都市投資（SJS）は0.64%それぞれ上昇し、ビンコム(VIC)は1.1％下落した。銀行セクターでは、ヴィエティンバンク（CTG）は2.78%、エクシムバンク（EIB）は0.86%、ベトコムバンク（VCB）は0.42%それぞれ下落し、サコムバンク（STB）は変わらずだった。その他の金融銘柄では、サイゴン証券（SSI）は1.14%上昇し、バオベト保険(BVH)とペトロベトナムファイナンス（PVF）は変わらずだった。その他では、リー冷蔵電気工業(REE)はストップ高となり、ペトロベトナム科学肥料（DPM）は0.61%、総合フォワーディング（GMD)は0.63%、ホアファットグループ(HPG)は0.78%、ペトロベトナムドリリング（PVD）は0.83%　サコム通信ケーブル(SAM)は3.33%それぞれ上昇し、FPT(FPT)は0.61%下落した。食品では、キンド食品(KDC)はストップ高となり、マサングループ（MSN）は4.19%下落し、ビナミルク（VNM）は0.57%上昇した。

　その他中小型銘柄では、製糖会社のビエンホア製糖（BHS)は0.54%、ラムソン製糖（LSS）は0.22%それぞれ上昇した。水産セクターは、ベンチェ水産（ABT）は0.89%、アンザン水産（AGF）は0.87%それぞれ上昇し、フンブオン水産(HVG)は0.21%、ミンフー水産（MPC）は0.3%それぞれ下落し、ナムベト水産（ANV）は変わらずだった。天然ゴムセクターは、ドンフーゴム（DPR）は0.79%、ホアビンゴム（HRC）は0.54%それぞれ上昇し、フオックホアゴム（PHR）はストップ高だった。

　商いが活発だったのは、SAM、REE、HAG、STB、SSI、KDCだった。



■ハノイ市場の市況

　ハノイ市場は反発となり、1.80ポイント（1.07％）上昇し、170.16で取引を終えた。売買高は前日比わずかに増加した。　

　全266銘柄中106銘柄が上昇、119銘柄が下落、41銘柄が変わらずだった。

　ハノイ市場は前日比プラスで寄付くと、その後は数回前日終値を下回る場面があったものの、概ねプラス圏での推移となる。引け前45分頃から若干商いが盛り上がると共に、売り物をこなしながらの上昇となり、前日比プラスで終了した。

　時価総額上位銘柄は、金融セクターのバオベト証券（BVS）は0.53%上昇し、アジアコマーシャル銀行（ACB）0.56%、サイゴンハノイ商銀（SHB）は0.45%それぞれ下落し、キムロン証券（KLS）とベトナム国家再保険（VNR）は変わらずだった。ペトロベトナム銘柄は、ペトロベトナム保険（PVI）は2.17%、ペトロベトナム技術サービス(PVS)は1.25%、ペトロベトナムゲアン建設(PVA)は2.34%それぞれ下落し、ペトロベトナム建設(PVX)は変わらずだった。その他では、ビネコ鉄鋼(SSM)は4.84%、ビナコネックス(VCG)は2.03%、ビナシン投資石油運輸（VSP）は3.33%それぞれ上昇し、ハノイミルク(HNM)は2.04%、ティエンフォン・プラスチック(NTP)は0.63%、サイゴン・クイニョン鉱産(SQC)は0.5%それぞれ下落した。

　中小型株では、ウォールストリート証券(WSS)は0.47%、ヴィエティンバンク証券（CTS）は1.59%、ベトドゥック鋼管（VGS）は1.16%それぞれ下落した。

　また一部ビナコネックス銘柄に大幅高するものが見られた。

　商いが活発だったのは、KLS、VCG、PVX、VGS、BVS、ソンホン建設（ICG）だった。

　なお、本日配当権利落ちとなったニヒエップ・ブリック（NHC)は上昇した。