ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)はこのほど、米デルタ航空(Delta Air Lines)との間で、越米双方からの旅客ニーズに応えるべく、共同運航(コードシェア)契約を締結した。
契約によると、HVNはベトナム~東京間、デルタ航空は東京~米国間を運航する。9月中にオペレーションシステムの検査を行う予定で、基準を満たしたと判断されれば、デルタ航空は10月から、米国への乗り継ぎ需要がある旅客向けに、HVNによるハノイ~東京間のチケット販売を開始する。
今回の契約は、HVNとデルタ航空が2010年に結んだパートナーシップの内容を拡大したもの。デルタ航空は以前の契約に基づき、東京またはフランクフルト(ドイツ)を経由するベトナム~米国間路線に就航。HVNはチケット販売のみ担当していた。
なお、両航空会社による2018年の越米両国間旅客数は約1万8000人で、米国からの旅客がメインとなっている。同年における両国間の全体の航空旅客数は75万7000人に上っているが、現時点で直行便を運航する航空会社は存在しない。