地場系コングロマリットであるビングループ[VIC](Vingroup)子会社のビンスマート(VinSmart)はこのほど、同社が開発したスマートフォン4機種をロシア市場で発売すると発表し、同市場に本格参入した。
ビンスマートは2018年6月の設立以来、これまでに8機種のスマートフォンを開発しているが、今回ロシア市場に投入するのは、◇Vスマート・ライブ(Vsmart Live)、◇Vスマート・ジョイ2+(Vsmart Joy2+)、◇Vスマート・スター(Vsmart Star)、◇Vスマート・ビー(Vsmart Bee)の最新4機種。いずれもOSは、アンドロイド(Andoroid)をベースにした同社のオペレーティングシステム「VOS」を搭載している。
これに先立ち、ビンスマートはスペインとミャンマーでもスマートフォンの販売を開始しており、ロシアは同社にとって3か国目の海外市場となった。なお、ロシアでの正規販売代理店はTEF Tradingが務める。
ビンスマート・ロシアのビジネスディレクターのセルゲイ・サドコフ氏は、「ベトナムとロシアの国民は互いに友好的な感情を抱いており、ロシア国民の多くがベトナム産製品に親しみを持っていることから、ビンスマートの製品も受け入れられやすい土壌がある」と述べて、ロシア市場での展開に自信をのぞかせた。