地場不動産会社FLCグループ[FLC](FLC Group)が全額出資するバンブー航空(Bamboo Airways)は3日、仏エアバス(Airbus)の近・中距離向け商業旅客機A320neo型機(コード名:VN-A596)の初号機をハノイ市のノイバイ国際空港で受領した。国内の航空会社でA320neo型機を受領したのはバンブー航空が初めて。
今回受領したA320neo型機は、両社が2018年に発注した航空機のうちの1機目。「neo」は「new engine option」の略で、CFMインターナショナルのLEAP-1Aエンジンが搭載されており、従来型と比べて燃費を15%低減できる。
バンブー航空は11月から、すべてのフライトでフライグリーン(Fly Green)キャンペーンを強化し、使い捨てプラスチックの使用を制限するとともに、リサイクルまたは生分解性の環境に優しい素材と入れ替える方針だ。
これに先立ち、同社は10月22日、同社にとって初となるボーイングB787-9型ドリームライナー2機を、米国ゼネラル・エレクトリック(GE)社傘下のGEキャピタル・アビエーション・サービス(GE Capital Aviation Services=GECAS)から受領した。同社はベトナムの民間航空会社として初めて広胴型機を就航させることとなる。