株式会社三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ、東京都千代田区)の連結子会社で「プロミス」や「SMBCモビット」を展開するSMBCコンシューマーファイナンス株式会社(東京都中央区)は28日、VPバンク[VPB](VPBank)から、VPBの100%子会社であり消費者金融市場でトップシェアを握るFEクレジット(FE Credit)の持分49.0%を関係当局の許認可などを前提に取得すると発表した。
SMBCグループは、2020年度から3年間の中期経営計画において「アジアのフランチャイズ拡大とデジタル金融強化」を掲げ、これまで取り組んできたインドネシアの事業基盤強化に加え、インオーガニック出資を通じた周辺国へのフランチャイズ拡大を検討してきた。
FEクレジットは、ベトナムで個人消費者向けに無担保ローンやクレジットカードなどを提供し、市場シェア約50%を占める業界最大手のコンシューマーファイナンス会社。全国的なネットワークと先進的なモバイルアプリを活かして、幅広いサービスを提供している。
今回の出資により、SMBCコンシューマーファイナンスが長年にわたり日本とアジア諸国で培ってきた個人向け消費者金融のノウハウを活用しつつ、SMBCグループのアジアにおける成長戦略を一層強化し、ベトナムの金融業界全体のさらなる発展に貢献したい考えだ。