鹿島建設株式会社(東京都港区)と地場デベロッパーのインドチャイナ・キャピタル(Indochina Capital)の合弁会社であるインドチャイナ・カジマ・デベロップメント(Indochina Kajima Development)はこのほど、ヴィエティンバンク[CTG](Vietinbank)との間で戦略的業務提携契約を締結した。
契約によると、CTGは同合弁会社が北部紅河デルタ地方ハイフォン市やハノイ市、南中部沿岸地方フーイエン省などで開発する不動産案件向けの融資を行う。
なお、インドチャイナ・カジマ・デベロップメントは4月初め、フーイエン省のノムビーチ(Bai Nom)で高級リゾート案件を着工した。これに先立つ3月には、ホーチミン市1区で「ウインク・ホテル・サイゴンセンター(Wink Hotel Saigon Centre)」を開業した。
インドチャイナ・カジマ・デベロップメントは2016年9月の設立で、ハノイ市や南中部沿岸地方ダナン市、ホーチミン市を中心に不動産案件を展開している。
一方、CTGは1988年に設立された元国営4大銀行の一行で、全国に支店155か所と出張所1000か所、ドイツのフランクフルトとベルリンに支店2か所、ラオスに子銀行1行を擁する。