地場不動産デベロッパー大手FLCグループ[FLC](FLC Group)傘下のバンブー航空(Bamboo Airways)は24日、米国サンフランシスコ国際空港との間で、米国直行便の就航に関する覚書を締結した。
これにより、両者はベトナムとサンフランシスコを結ぶ直行便を運航するための協力強化で合意した。ベトナム~サンフランシスコ間の所要時間は13~14時間となる見込み。
今回の覚書締結は、試験運航の第1弾となるハノイ発サンフランシスコ行き特別便QH9149便の歓迎式典に合わせて行われた。特別便はハノイ市を出発した後、23日夕方にサンフランシスコ国際空港に到着し、翌24日に歓迎式典が行われた。飛行時間は13時間半で、既存の乗り継ぎ便に比べて▲7時間短縮した。
同機は18時間ほどサンフランシスコ国際空港に駐機し、復路では在サンフランシスコ・ベトナム総領事館がベトナムに供与した医療資材7tを無料で輸送した。
なお、同社はこれに先立ち、米国ロサンゼルス市とロサンゼルス観光局(LATCB)、ロサンゼルス国際空港(LAWA)との間で、米国直行便の就航に関する協力協定を締結した。
このほか、米ゼネラル・エレクトリック(General Electric=GE)傘下のGEアビエーション(GE Aviation)やCFMインターナショナル(CFM International)との間で、ジェットエンジン購入や航空機メンテナンスサービスに関する契約を締結した。