石油・ガソリン小売最大手ペトロリメックス[PLX](Petrolimex)は18日、戦略的パートナーである日本のENEOS株式会社(エネオス、東京都千代田区)との提携のもと、日本式の洗車サービスを開始した。
第1弾としてハノイ市ロンビエン区にあるガソリンスタンドでサービスを提供する。同事業では、日本の技術を駆使した洗車や点検、コーティングなどを行う。
ENEOSはベトナム現地法人のエネオス・ベトナム(ENEOS Vietnam)を通じてPLX株13.1%を保有している。
PLXはガソリンスタンドで車両保険や修理・メンテナンス、洗車などのサービスを提供するほか、飲食店や薬局、コンビニエンスストアなどを設置してガソリンスタンドの運営を効率化する戦略を取っている。
その一環として、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の車両メーカーであるビンファスト(VinFast)と協力し、PLXのガソリンスタンドにビンファストの充電スタンドを設置している。
なお、PLXは2021年末時点で、5500か所から成る国内最大規模のガソリンスタンド網(直営店2700か所、代理店2800か所)を有し、石油・ガソリン小売業者の中で最大シェアの約50%を握っている。