自動車愛好家フォーラム「オートサイゴン(Otosaigon)」と「オートファン(Otofun)」の共催による「カー・オブ・ザ・イヤー2023」の表彰式が3月末に開催され、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)が製造する電気自動車(EV)「VF 8」が「グリーンカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。
「VF 8」は、ハイブリッド車とEVの競合7車種を上回る評価を受けて今回の栄冠に輝いた。「VF 8」はこれに先立ち今年1月、自動車専門サイト「オートプロ(AutoPro)」の主催による「カー・チョイス・アワード2022」で「優れた装備を備えた車両」として表彰されている。
また「VF 8」は2022年12月、テクノロジーフォーラム「ティンテー(Tinhte)」によって「最も人気のあるEV」と「最も人気のある10億(VND)超車両」に選出されている。
ビンファストは3月1日、米国の購入客向けに「VF 8」の引き渡しを開始した。同社は米国を皮切りに、2023年中にカナダやフランス、ドイツ、オランダでもEVの引き渡しを開始する予定。
なお、ビンファストは3月27日、EV「VF 9」の国内購入客向け引き渡しを開始。4月中にさらにEV「VF 5プラス(VF 5 Plus)」の引き渡しを開始し、製品ラインアップをさらに拡大させる計画だ。