地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)子会社で住宅開発最大手のビンホームズ[VHM](Vinhomes)および小売スペース賃貸最大手のビンコムリテール[VRE](Vincom Retail)はこのほど、ハノイ市郊外で開発中の新都市区「オーシャンシティ(Ocean City)」内で計画されている北部最大規模の娯楽商業施設「メガ・グランドワールド・ハノイ(Mega Grand World Hanoi)」の共同開発を発表した。
「メガ・グランドワールド・ハノイ」には、世界各国のブランドを取り扱う数百軒のショップが並び、イタリアのベネチアをイメージした通りと韓国をイメージしたKタウン通りが造成される。店舗構成は、◇飲食:42%、◇ショッピング:38%、◇サービス:20%となる。同施設は、今年12月半ばの開業を予定している。
同施設の展開に向け、VIC傘下のビンバス・エコロジー輸送サービス(ビンバス=Vinbus Ecology Transport Services)とビンワンダーズ(VinWonders)がそれぞれ運送サービスと娯楽サービスで参画する。
なお、「オーシャンシティ」は、VHMが手掛ける都市区「ビンホームズ・オーシャンパーク(Vinhomes Ocean Park)」の1、2、3を一体化したもの。オーシャンシティは1200haの広大な用地にまたがり、20万人の住民が暮らすメガ新都市区となる見通しで、現在は6万余り人の住民が暮らしている。