東南部地方ビンズオン省人民委員会は28日、「ベトナム・シンガポールイノベーションセンター」の設立を決定した。
同センターは、同省傘下の工業団地開発大手ベカメックスIDC[BCM](Becamex IDC)が保有・運営する東部国際大学(同省トゥーザウモット市)のキャンパス内に設置する。BCMが同センターを運営し、事業資金を拠出する。
「ベトナム・シンガポールイノベーションセンター」は、◇先進製造・起業センター、◇インダストリー4.0センター、◇オートメーション・ロボットセンター、◇サイバーセキュリティセンター、◇スマートマニュファクチャリングセンターなどから成る。なお、各センターは既に完成している。
同センターは、科学界の接続、イノベーションの方向性の策定、科学技術研究のための環境の構築、インダストリー4.0に対応したテクノロジーやビジネスモデルを適用する企業のサポート、ビジネスコミュニティのためのエコシステムの構築などを行い、新たなモデル・製品・プロジェクトを作り出すために関係者や社会の各種リソースを導入して、ビンズオン省の発展を促進する役割を担う。